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【Pancrase330】12・25を読む 長岡弘樹&雑賀ヤン坊達也─02─「20年前に文体で……」(長岡)

【写真】勝利の咆哮、揃い踏みとなるか (C)NOBU YASUMURA & SUSUMU NAGAO

25日(日)、横浜市中区の横浜武道館で開催されるPANCRASE330に出場する長岡弘樹代表&雑賀ヤン坊達也インタビュー後編。

パンクラス・ウェルター級で国内トップの村山暁洋と戦う長岡、シュウジ・ヤマウチと対戦するヤン坊の2人が、この試合での存在証明と2023年について話した。12・25を読む。最終回は長岡弘樹&雑賀ヤン坊達也インタビュー後編をお届けしたい。

<長岡弘樹&雑賀ヤン坊達也インタビューPart.01はコチラから>

──パワーがあって、粗さもあると少し怖いですよね。

ヤン坊 ハイ、ガムシャラなパンチは読めないところもあって危ないのです。それでも打撃はこっちが上だから、彼の粗さを自分のチャンスにしようと思っています。

──ではヤン坊選手から見て村山選手と戦う長岡選手に対して、ここは注意して戦ってほしいところはありますか。

ヤン坊 村山選手は柔道ベースで強い選手なので……ボスは厳しい試合、苦しい試合になります(笑)。

──笑っているじゃないですか(笑)。

ヤン坊 アハハハハ。頑張らないといけない相手だということは、話させてもらいました。ボスの試合は常にそうなので。今回もしんどい試合をしてください(笑)。

長岡 僕はもうしんどくなるしかないです。そりゃあヤン坊みたいに、スカッと勝てれば良いのですが、そういうんじゃないので(苦笑)。腹を括って、戦います。特に村山選手は気持ちが切れないので、きつくなると思います。

──パンクラスのウェルター級はトップ2人がUFCとBellatorにステップアップを果たしました。となると、この試合結果によってはベルトも見えてくるのではないでしょうか。

長岡 う~ん、勿論パンクラスのベルトには憧れはずっと持っていました。だから、そういう機会が巡ってくれば、ベルトを狙いたいと思います。村山選手は今いる日本人のなかでトップランカーだし、このチャンスをくれたパンクラスに感謝しています。だからこそ、このチャンスを生かすために必死にやってきました。できるなら、どんどんパンクラスで戦っていきたいので、ここで勝ってタイトルに絡めるようにしたいです。

──対してヤン坊選手は、この国際戦をどのような位置づけとして考えていますか。

ヤン坊 来年の進路に関わって来る査定試合だと捉えています。パンクラスが最近、ベラトールとパイプができたと公表したので、ここからしっかりと勝って推薦してもらえるようにしていければと思っています。

──パンクラスのタイトルに関しては?

ヤン坊 チャンスがあれば獲りたいです。ただアキラ選手と久米選手の統一戦が、順序として先になるだろうし。そうなると僕も決して若くないので、待ってはいられない。どんどん上を目指して、経験を積んで前に進みたいです。タイミングもありますし、とにかく今回の試合を勝ってからですね。来年がどうなるのか──は」

──ところで東京で試合をするのと横浜で試合のするのは何が違いはあるのですか。

ヤン坊 近くて良いなって(笑)。それぐらいですかね。東京に行くのより、半分の移動で済むので。特に地元意識っていうのは……ちょっとあるかなってぐらいです。

──長岡選手は横浜文体が生まれ変わった横浜武道館で戦うことには想いがありそうですが。

長岡 ハイ、そうですね。ただ文体での試合結果という部分では、あまり良い思い出がなくて(苦笑)。それでも2002年にタイトルマッチをやらせてもらっていますし(※9月29日、国奥麒樹真戦)。あの時に負けても、格闘技が好きで諦めきれなくて。まさか、こんなに長くやるとは思っていなかったですけど、20年前にタイトルマッチで関わらせたもらった会場が新しくなった。その場に立てることは嬉しいです。パンクラスにとっても大切な場所での大会に呼んでもらえたので、凄く有難い。頑張ることで恩返ししたいです。

──20年の想いが詰まっているのですね。多くの選手が出る2022年最後のパンクラス。どのようにして存在感を示し、2023年に繋げたいですか。

ヤン坊 パンクラスのライト級といえば、やはりヤン坊だと思われるような試合をします。寝技が穴だと思われているので、そこも対応して『アレッ? コイツ、強くなったな』と言ってもらえる姿を見せたいです。あのう……ちょっとデカいこと言って良いですか?

──もちろんです。

ヤン坊 日本一のライト級のストライカーはパンクラスにいるって……いやぁ、やっぱり恥ずかしいです。これを言うのは(照笑)。そういうことを自信を持って言えるようになっていきたいです。いや、でも恥ずかしいです。

長岡 自分は華やかな試合はできないので、諦めない気持ち、気迫という部分を全面に出して、同世代の方の活力、希望になれるような試合をしたいです。

■視聴方法(予定)
12月25日
午後2時30分~U-NEXT
午後2時30分~ ABEMA PPV ONLINE LIVE

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