【ONE】ONE、米国進出は近代MMA発祥の地コロラドから。そしてMMA多様性の時代へ?!
【写真】ミキーニョ×DJ、コロラドで決着戦――からの北米MMAの展開が気になる (C)ONE
6日(火・現地時間)、ONE Championshipが初の米国大会を2023年5月5日(金・同)に開催することを発表し、メインでONE世界フライ級デメトリウス・ジョンソンがアドリアーノ・モライシュの挑戦を受ける――トリロジー戦が組まれることが明らかとなった。
2011年9月の旗揚げから11年8カ月、アジア最大の格闘技プロモーションが北米進出を果たす。開催地のコロラド州ブルームフィールドは、奇しくもUFCが1993年11月に第1回大会を開いたデンバーの北に10数キロにある街で、ONEの米国ライブイベントの第一歩が現代MMAが生まれたコロラドで記すこととなった。
「5月5日、ONEが米国の地に下り立つ記念すべき日となる。我々はステートアスレチックコミッションの素晴らしいサポートを受け、米国の熱狂的なファンの目前で大会を開き、世界中の人達に見てもらう」とチャトリ・シットヨートンは今回のアナウンスに際して、コメントをしている。
そのチャトリが10月に来日した際に公言したように、ONEのフォーマットをそのままコミッションが認めたのであれば、ハイドレーションを含めた計量、グラウンド3点ヒザが認められたレギュレーション&ルールが初めてアジア圏外で実施されることとなる。
競技名でいえばMMA。しかし計量、ルール面で北米ユニファイドルールとの開きは明白……ONEのグローバル・ルールセットが米国に適用されるとなると、大晦日大会出場のBellator勢が目を輝かすRIZIN=PRIDEルールも交渉次第でサンクションされる可能性もある。ONEコロラド大会をきっかけに今後MMAという名の競技は一気に多様性の時代を迎えるかもしれない。