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【RTU ASIA2022 Ep05】風間敏臣と準決勝、キム・ミンウ─02─「UFCではファンの記憶に残る選手に」

【写真】減量のハードさは相当なモノだと思われるキム・ミンウ。試合がなくなった6月の1回戦時の計量では、凄まじい仕上がり具合だった(C)MMAPLANET

23日(日・現地時間)にUAEはアブダビのエティハド・アリーナで開催されるROAD TO UFC AISA2022 Episode05――バンタム級準決勝で風間敏臣と戦うキム・ミンウ・インタビュー後編。

約2年11カ月振りの実戦復帰戦にも関わらず、トーナメントで本命視されているキム・ミンウ。初戦がキャンセルとなったことで、未だにその現状はベールに包まれている。彼から聞かれた言葉の数々は、非常に丁寧ながら──準決勝の風間戦、トーナメントの勝ち上がり、そしてUFCで戦う日々を想像してもらってなお、全てに自信が満ち溢れていた。

<キム・ミンウ・インタビューPart.01はコチラから>


──今回の試合に向けて、どのような練習をしているのですか。

「自分のジムや師匠で元Road FCミドル級王者だったチャ・ジョンファン選手、パク・ヒョンソンやキム・ギョンピョというRoad to UFCの準決勝で戦う選手たちは5年前にMMAファクトリーから独立する以前はチームメイトだったので、今も皆で一緒に練習しています。

皆で集まるとシナジー効果が凄いです。キム・ギョンピョとは12年の付き合いになります。シンガポール大会前も一緒にやってきました。今回も本当に厳しい練習をしてきたので、ここからは体重を落として、コンディションを整えようと思っています」

──トーナメント出場選手は、絶対に自分が優勝すると言っています。キム・ミンウ選手は逆側からは中村倫也選手、野瀬翔平選手、どちらが決勝に上がってくると思いますか

「どちらが上がって来るかは、本当に気にしていないです。どうでも良いです。それに試合をしてみないと分からないのが、MMAです。自分は風間選手との試合に集中していますし、トーナメント戦は特に何が起こるか分からない。だから、目の前の試合に勝つだけです。

ここまでケガもなく、しっかりとキャンプを終えることができました。コンディションは最高に仕上がっています」

──Road to UFCはスタート、ここで勝ち上がりUFCが成った場合、どれだけやれるという自信がありますか。

「勝敗に関わらず、ファンの記憶に残る選手になりたいです。UFCはアジアの時間帯に住んでいる人にとって夜中や早朝に試合があることが多いです。そんななかでキム・ミンウの試合だけは絶対に視ないといけないと思われるように良い試合を積み重ねていくつもりです」

──そこまでUFCでやれる自信があるということですね。

「これからも、ケージにあるキャンバスの上で良い画が描けるように頑張ります」

──ところで先日、キム・スーチョル選手がRIZINで衝撃的な強さを見せました。すると日本のファンの間でも『キム・スーチョルとキム・ミンウが今戦えばどっちが強いんだ』という意見もあります。この問いに、どのように答えることができますか。

「正直、自信はあります。今、戦うと自信はある。でも、今ここでそんなことを言っても何の説得力もないです。だから1日でも早く試合がしたいです。自分の力がどれだけなのか試合で証明してから、その質問には答えたいと思います」

──最高ですね。

「ハハハハハ」

──ひたすら前を向いているキム・ミンウ選手だけに過去を振り返ることはないかと思いますが、6年前にRoad FCで戦った根津優太選手が先日引退を発表しました。その彼が「一番の悔いはRoad FCで結果を残せなかったこと。でも、あそこで戦ったのが一番の思い出」と言っていたので、キム・ミンウ選手にお伝えしたいと思いました。

「FBで〇年前の今日という投稿が挙がってきて、根津さんとの試合を振り返ることがあります。自分にとっては最高の結果(1R0分15秒KO勝ち)だったのですが、試合後に負けた根津さんが彼の方が歩み寄って挨拶をしてくれました。あの時は彼の礼儀正しさに、驚かされました。

いつになるか分からないですが……自分は日本食が大好きなので、日本を訪れた際には一緒に練習をして、食事でもしたいですね」

──ありがとうございます。素晴らしい言葉です。では最後にトーナメント本命としてキム・ミンウ選手のことを注目している日本のファンに一言お願いします。

「日韓戦になったことは残念です。ただし風間選手とフェアプレーに徹し、皆に良い試合だったと言って貰える試合をしようと思っています。頑張ります。応援してください」

■ROAD TO UFC AISA2022 Episode05対戦カード

<Road to UFCフェザー級T準決勝/5分3R>
イー・チャア(中国)
松嶋こよみ(日本)

<Road to UFCフライ級T準決勝/5分3R>
チウ・ルェン(中国)
チェ・スングク(韓国)

<Road to UFCフライ級T準決勝/5分3R>
トップノイ・キウラム(タイ)
パク・ヒョンソン(韓国)

<Road to UFCバンタム級T準決勝/5分3R>
風間敏臣(日本)
キム・ミンウ(韓国)

<ライト級/5分3R>
SASUKE(日本)
パラチン(中国)

■ROAD TO UFC AISA2022 Episode06対戦カード

<Road to UFCフェザー級T準決勝/5分3R>
イ・ジョンヨン(韓国)
ルー・カイ(中国)

<Road to UFCバンタム級T準決勝/5分3R>
中村倫也(日本)
野瀬翔平(日本)

<Road to UFCライト級T準決勝/5分3R>
キ・ウォンビン(韓国)
ジェカ・サラギ(インドネシア)

<Road to UFCライト級T準決勝/5分3R>
アンシュル・ジュビリ(インド)
キム・ギョンピョ(韓国)

<バンタム級/5分3R>
シャオ・ロン(中国)
フィリッピ・リマ(ブラジル)

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