【ONE FN02】3度目のパンダ✖アンジェラは、ストロー級世界戦。組み技世界王座制定へ、ムスメシ✖ソウザ
【写真】ONEサブミッショングラップリング王座決定戦。直接対戦は1勝1敗──とはいえ、実績は圧倒的にマイキーがソウザを上回っている(C)MMAPLANET
16日(火・現地時間)にONE Championshipより10月1日(土・同)にシンガポールはシンガポール・インドアスタジアムで開催されるONE FIGHT NIGHT02でMMA、キック、そしてグラップリングの世界タイトル戦が組まれることが発表されている。
米国とカナダでAmazon Prime Videoによりライブ配信され、北米の金曜プライムタイムに合わせてアジアでは土曜日の午前中に試合が実施されるONE Fight Night。その第2回大会のメインは女子世界ストロー級王者シィオン・ヂィンナンにアトム級世界王者アンジェラ・リーが挑戦する一戦に決まった。
パンダとアンジェラは2019年3月と10月の日本大会で2度対戦しており、3月のストロー級世界戦でパンダ、10月のアトム級世界戦ではアンジェラが勝利、そして3度目の対戦はアンジェラがパンダに挑戦する形となる。
3月のONE Xでスタンプ・フェアテックスに腹を抉られ、打撃の猛攻を受けながらテイクダウンから形勢逆転、最後はRNCで一本勝ちで5度目の防衛に成功したアンジェラに対し、パンダは1月に三浦彩佳を下しており今回が7度目のタイトルディフェンディング戦となる。
チャトリ・シットヨートンも大興奮のグラップリング王座制定。ONE世界サブミッショングラップリング・フライ級王座決定戦はマイキー・ムスメシとクレベル・ソウザの間で争われる。
道着からノーギへ。マイキーはWNOライト級王座決定Tでガブリエル・ソウザのノースサウスに敗れた以外、従来の階級では負け知らずの快進撃中で、今年の1月にWNOバンタム級王座に就くとONEと契約を果たした。そして4月の今成正和戦でサークルケージデビューし、RNCで完勝している。
対するソウザはマイキーの去った今年のムンジアル・ルースター級で3位獲得も、世界のタイトル歴はなく──本来なら立派なパン柔術優勝という肩書もマイキーの前では心もとない。とはいえこの両者、5年前のアブダビ・ワールドプロと翌年の同大会で戦っており、初戦でソウザがレフ判定、2戦目はマイキーが2-0のポイント勝利となっている。
3度目、そしてONEとグラップリング界にとっては新しい一歩となる世界戦──だが、本音をいえばこの2週間前に開かれるADCC66キロ級でマイキーの雄姿を見てみたかった、というのは偽らざる本音だ。
またキックの世界戦はONEキックボクシング世界フェザー級王者スーパーボン・シンハマウィーンにフェザー級GP優勝のチンギス・アラゾフが挑戦する一戦がマッチアップされている。