【UFC ESPN41】ドミニクのステップとTDを読んだマルロン・ヴェラが、我慢の末4Rに左ハイでKO勝ち
<バンタム級/5分5R>
マルロン・ヴェラ(エクアドル)
Def.4R2分17秒 by KO
ドミニク・クルーズ(米国)
いきなりドミニクが左ハイ。さらにいつものステップから様子を伺い、スリークォーターからパンチの連打を突き上げる。ヴェラの左ジャブをヘッドスリップでかわしたドミニクが右ショート、ローでプレッシャーをかける。さらに右カーフキックでヴェラのバランスを崩したドミニクは、ヴェラの右ローの打ち終わりをキャッチして背中を着かせた。
しかしグラウンドにはいかないドミニク、ヴェラが立ち上がりスタンド戦に戻ると、ヴェラの左フックを食らったドミニクが尻もちを着いてしまう。立ち上がり、再びステップを使いながら左右のストレートを伸ばすドミニク。ケージ中央でシングルレッグを狙うも、これはヴェラがカットした。
サウスポーにスイッチしたヴェラがプレッシャーをかける。ケージを背負ったドミニクは前に出て、パンチの連打で反対にヴェラをケージに追い込むも、ヴェラは脱してケージ中央に。残り1分を切ったところで、ドミニクがニータップでテイクダウンを奪った。フルガードのヴェラに対し、コツコツとパンチを落とすドミニク。ヴェラは下からドミニクの左腕を取り、腕十字を狙ったがドミニクが腕を抜いて立ち上がった。
2R、サウスポーに構えるヴェラの左ハイからスタート。ドミニクは左右のステップから一気に詰め、パンチを当てて下がりながら右カーフを当てる。さらに右カーフをヒットさせるドミニクだが、ヴェラが距離を詰めるとケージを背負う。しかし右カーフが幾度も当たるドミニク。ケージ中央では右ロー、右ミドルハイを散らした。
ヴェラがドミニクにケージを背負わせると、ドミニクはパンチで応戦。ケージ中央に押し戻し、右ボディストレートからワンツー、右ショートを当てて離れた。上下にパンチを散らすドミニクに対し、ヴェラはプレッシャーをかけてケージを背負わせるも、ドミニクを捕まえることができない。ドミニクは左インローから左右のフックを振るう。
ステップで相手を揺さぶるドミニク、的が絞れないヴェラの手数が減っている。ドミニクのパンチに対し、右ジャブを伸ばすヴェラ。低空で入ってくるドミニクの顔面に右アッパーを合わせるが、クリーンヒットはない。ドミニクの左ジャブと右ショートがヴェラの顔面を捉える。残り30秒でテイクダウンを狙ったドミニクだが、これは決まらず。そのままステップを踏み続けて、このラウンドを終えた。
3R、体を振って前に出るドミニク。右インローからパンチを放つドミニクは、さらに右カーフからパンチの連打で攻め立てる。ヴェラは右サイドキック、右前蹴りでドミニクを突き放す。ステップが止まらないドミニクは相手のパンチをかわしていたが、ケージを背負わされたところに右を受けダウンを喫した。
すぐに立ち上がったドミニクだが、やや手数が減ったか。ヴェラが相手のパンチをかわしながら、プレッシャーをかけ続ける。右カーフを受けながら前に出るヴェラ。サウスポーから左ストレートを伸ばす。残り2分となったところでドミニクがダブルレッグで飛び込むも、これはヴェラがかわしてスタンドに戻った。
ドミニクが前に出て来ると、ショートのパンチを合わせるヴェラ。ドミニクの左右フックをブロックし、今度は自分の距離を保ちながらサークリングするように。追うドミニクがヴェラに組みつき、ケージに押し込む。ヴェラは右ヒジを2発打ちおろした。ドミニクは右バックスピンエルボーを放ちながら離れて、ラウンド終了まで流して終えた。
4R、ドミニクが右前蹴りを繰り出す。そしてヴェラにニータップを仕掛けるも、これはヴェラがスプロールした。プレッシャーをかけるヴェラに対し、ドミニクはパンチを上下に散らす。ヴェラはオーソドックスにスイッチし、またも左ジャブでドミニクに尻もちを着かせた。立ち上がりサークリングするドミニク。ヴェラは前蹴りで、距離を詰めてくるドミニクを止める。
ドミニクのワンツーをかわしたヴェラは右ジャブを突いて、右側に体を傾け移動しようとしたドミニクの顔面へ左ハイ。この一発でドミニクは前からマットに沈み、ヴェラが追撃のパウンドを放つとレフェリーが割って入った。