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【UFN208】モカエフ、分かりやすいインパクトは残せず──も、LFA王者ジョンソンを完全ドミネイト

<フライ級/5分3R>
ムハマド・モカエフ(英国)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27
チャールズ・ジョンソン(米国)

左に回るジョンソン、ケージを背にして動いてモカエフの攻撃をかわす。モカエフは前に出てワンツーを当てると、ローを蹴る。続くワンツーから組んだモカエフは、アンクルピックからボディロックに取り、テイクダウンしてバックに回る。胸を合わせることができないジョンソンは。フックされた太腿に右エルボーを落とすが、前方に崩され両足のフックを許しそうになる。

ワンフックに止め、スタンドに戻ったジョンソン。モカエフは足を入れ替えてワンフック&後方からパンチを打っていく。足のフックを解き、バックコントオールを続けるモカエフはジョンソンのバックエルボーを頭部に受けるが、背中を取り続ける。残り1分で胸を合わせたジョンソンだが、直後にダブルレッグで倒されバックを許す。ダブルに切り替えて、3度目のテイクダウンからバックを取ったモカエフが初回をコントロールでリードした。

2R、インターバル中にファンに手を振る余裕を見せたモカエフは右ハイキックを空振りする。ジョンソンはスイッチして右ローも届かない。右ミドルのモカエフは、同時のローで姿勢を乱し続くスピニングバックフィストは空振り、そしてダブルレッグを切られる。それでも右を当て、左ボディを当ててダブルレッグに出る。ギロチンを取り切れず、尻もちをつかされたジョンソンは、ここもバックを許して立ち上がる。

この辺りはKHKのエルダル・エルダロフ流のファイトを貫くモカエフは、ダブルレッグからダックアンダー、ワキを潜ってバックに回ると尻もちをついて両足のフックへ。ここでトップを選択したモカエフがガードの中に収まり、ジョンソンの蹴り上げにもスペースを与えずトップを維持し、潜ってからの足関節狙いにパスを決めてサイドで抑える。立ち上がったモカエフは、もう1度のガードの中に入るとジョンソンのハイガードを捌こうとし時間を迎えた。

最終回、左ハイを蹴ったモカエフが、ジョンソンンの左ミドルに組みついてシングルレッグからダブルでケージに押し込む。アンクルピックでテイクダウンを奪ったモカエフは、ジョンソンのネルソンを潰して両足を束ねてロック、立ち上がり際に背中を取る。ここからワンフック、決してスタンドで両足をフックしないモカエフは、シングルレッグで尻もちをつかせる。そしてバックに回ると、スープレックスで後方に投げるとついに両足をフックする。

ここも冷静に拘ることなく着地したモカエフは、低い位置での組みに体を跨ぐように離れたジョンソンに即シングルを仕掛ける。ダブル、ボディロックから足を払ったモカエフが、またもバックへ。全く攻撃に転じることがデキなかったジョンソンが、胸を合わせて逆にテイクダウンを狙う。さらに下にダイブしたモカエフをギロチンに捕えようとしたジョンソンだが、取り切れずタイムアップに。最後もケージに押し込む形でタイムアップを迎えたモカエフが、大きなインパクトを残すことはできなかったが、LFA王者にフルマーク勝利で実力の程を示した。


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