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【BRAVE CF100】「誰が#01が分かっただろう」モカエフが左前蹴り→左ハイ&追い突きでバーンズをKO

<BRAVE CFフライ級王座決定戦/5分5R>
ムハマド・モカエフ(英国)
Def.2R0分08秒by KO
ジェラルド・バーンズ(アイルランド)

一瞬のサウスポーからオーソに戻したモカエフが左ミドルを入れる。続く左ハイをかわしたバーンズは蹴り足を捌き、同時に右カーフを蹴る。右三日月のモカエフが圧を掛け、スピニングバックキック。左に回ってずらしたバーンズテンプルを右ハイが襲う。続くモカエフの左の蹴りが急所に入り、試合が中断する。バーンズは時間を使って回復に努め、残り3分14秒で試合は再開した。

モカエフは左ハイからワンツーで前に出る。さらにスイッチキックなど勢いのある蹴りを見せるモカエフだが、右オーバーハンドは空振りに。バーンズが左ボディを入れ、スピニングバックキックが空を切る。「どこを殴っている?」という仕草を見せたモカエフは、前蹴りを受けるも、すぐにガードの上から右ハイをけっていく。モカエフはスイッチを織り交ぜつつ、基本はオーソで戦い圧を掛ける。バーンズもスイッチし、左ハイを蹴られながらキャッチする。

足を抜いたモカエフは、バーンズの左ハイをスウェイでかわし右ハイ。そして左前蹴りからダブルレッグ。バックに回ると、前方にテイクダウンをしてバック奪取。モカエフはワンフックから、ヒールキックを太腿に落としつつRNCをセットしにかかったところで時間となった。

2R開始直後にモカエフが左前蹴り。その蹴り足を着地させずに左ハイを蹴り、左の追い突きをバーンズに当てる。ハイも左ストレートも見えていなかったバーンズが後方に倒れる。追い打ちのパウンドを落としたモカエフをレフェリーが止め、勝負は決した。バーンズはストップが早いと納得できない様子だったが、このストップは致し方ない。

アリスター・オーフレイムからベルトを肩に掛けられたモカエフはインタビュアーの質問を遮ってマイクを握ると「ベスト・フライウェイト、ナンバーワン。今、それが誰か分かっただろう」と感情を爆発させる。そして、「次の試合がどうなるか。僕は二階級制覇を狙っている。ただチームメイトのハマザ・コヘジとは戦いたくない。仮に彼以外の人間が勝つなら、バンタム級王座に挑戦する準備はできている。この階級で僕がベストだと世界に示したい。色々なことがあって、僕は変わった。25歳だけど、若いから失敗をして良いとは言えない。失敗があると、大変な時を過ごさないといけないことを学んだ。この経験があったから、人生のすべての瞬間を素晴らしいと思えるようになった。いつ、どこで、誰とでも戦う。アマとプロと39勝、負けたことはない。世界はそれを知って欲しい」と語った。


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