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【DEEP107】冴えわたる福田龍彌のゲームメイク、ビョン・ジェウンを振り切りフルマークで判定を制す

【写真】中間距離では左ストレート、至近距離では右アッパーと福田がレンジを制した(C)MMAPLANET

<58.5kg以下/5分3R>
福田龍彌(日本)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27.
ビョン・ジェウン(韓国)

サウスポーの福田に対し、ビョン・ジェウンが右ハイ。さらに様子を見る福田に右ミドルハイ、右ミドルと蹴りを繰り出していく。福田は距離を詰めて右アッパー、ビョン・ジェウンはダブルレッグで組みつき、福田をケージに押し込む。両脇を差し返した福田が体勢を入れ替え、押し返した。ビョン・ジェウンが引き込む形でグラウンド状態になるも、すぐに立ち上がった。そのビョン・ジェウンに左腕を差し上げてケージに押し込む福田。両肩の肩パンチを入れていく福田。右ヒザをボディに突き刺しながら、さらに肩パンチを打ち上げる。

レフェリーがブレイクをかけて、離れた両者。ビョン・ジェウンの右ハイをかわした福田、組みつくもビョン・ジェウンが右ヒザを打ち込むと離れた。しかしビョン・ジェウンは体勢を低く構えると左ヒザを打ち込み、さらに左ストレートを打ち込んだ。ビョン・ジェウンのダブルレッグをスプロールした福田は、左ストレートから左右ボディブローで攻め立てる。最後は福田がビョン・ジェウンをケージに押し込む形で初回を終えた。

2R、ビョン・ジェウンが距離を詰めると、福田が右ジャブで迎え撃つ。ビョン・ジェウンはシングルレッグ、さらにボディロックから右ヒジを打ち込むが、福田が差し返してビョン・ジェウンをケージに押し込んだ。ここで福田が何かをアピールするも、試合は続行される。ビョン・ジェウンが遠い距離から飛び込むが、これを切った福田が左右フック、ボディからアッパーを打ち込んでいく。福田の左ストレートをかわしたビョン・ジェウンが、シングルレッグからグラウンドに持ち込むも、すぐに福田が立ち上がり、左腕を差し上げる。ビョン・ジェウンは体勢を入れ替えて投げでグラウンドへ。

福田がガードポジションから立ち上がり、左ボディを突き刺す。さらに右ボディアッパーを打ち込む福田。相手の左ストレートをかわしながらダブルレッグで入ったビョン・ジェウンは、福田をケージに押し込み右ヒジを入れる。離れると右アッパーをヒットさせる福田に対し、ビョン・ジェウンは右ミドルから右ロー。福田の左ストレートもビョン・ジェウンの顔面をかすめる。福田の左をかわしたビョン・ジェウンが左フックを入れるも、それをかわした福田が立ち位置を入れ替え、ビョン・ジェウンにケージを背負わせた。

最終回、ビョン・ジェウンの右ミドルを福田がキャッチする、福田の右フックをかわしたビョン・ジェウンがボディロックで組みつき、テイクダウンを仕掛けるが、福田は倒れず。ビョン・ジェウンもスクランブルに持ち込むが、福田が離れて細かいパンチを当てる。福田の左ストレートに合わせてシングルレッグを狙いながら、バックに回るビョン・ジェウン。福田はこれをかわして離れると左を当てる。ケージ際の組み合いでは、ビョン・ジェウンの右バックスピンエルボーがヒット。福田の右アッパーに合わせて組みつくビョン・ジェウン、離れた福田がパンチを打ち込む。

ブロックするビョン・ジェウンが前に出て来ると、右ジャブを当てる福田が、左ストレートにつなげる。福田の細かい左右のパンチがビョン・ジェウンの顔面を捉える。いきなりの左ストレートがクリーンヒット。ビョン・ジェウンはダブルレッグで飛び込み、シングルレッグで切り替えたが福田が差し合いから、こかしてビョン・ジェウンに背中を着かせた。スクランブルでバックに回った福田は、そのままビョン・ジェウンをケージに押し込む。パンチを入れながら離れた福田に対し、ビョン・ジェウンは攻め返せず最終回を終えた。

常にラウンド終了時は自身が良い体勢で終えていた福田が、フルマークで判定をものにした。


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