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【PFL2022#03】ケイラ・ハリソン、モフナトキナに完勝も――それ以上でも、それ以下でもなし

<女子ライト級/5分3R>
ケイラ・ハリソン(米国)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27
マリーナ・モフナトキナ(ロシア)

サウスポーのケイラが、頭を振って左を右ローから左を伸ばす。さらに左ハイを見せたケイラの左にモフナトキナも左を繰り出す。一気人でバックに回ったケイラは、前転してハイガード狙いのモフナトキナに対し、右のパウンドを落とす。蹴り上げにも離れず、左のパンチを入れたケイラはスクランブルでバックを取り、後方からヒザで顔面を蹴っていく。ボディロックからバックを許したモフナトキナがウィザーから胸を合わせるが、ケイラは時間をかけて押し込む。

モフナトキナのビクトル投げからのヒザ十字を潰したケイラがバックに回り、背中を伸ばしにかかる。一旦サイドバックをケイラが取ったところで、モフナトキナは一気に立ち上がって離れスタンドで初回が終わった。

2R、ジャブから左を伸ばすケイラが組んで、ケージにモフナトキナを押し込む。ボディロックからバックに回り、小外刈りでテイクダウンを奪ったケイラはスタンドでのバッククラブ狙いをふみとどまり、バックコントロールからボディロックに。攻撃に転じることはできないが、固い守りのモフナトキナはまたもビクトル投げへ。

ヒザを抜いて反転したケイラが、力強いパウンドを落としていく。パスからスクランブルでバックに回ったケイラがパンチを入れるが絞めには入れず、モフナトキナが胸を合わせて立ち上がり時間となった。

最終回、ケイラは左ハイも勢いはない。続いて左オーバーハンドを見せ、モフナトキナのステップインに組んで一気にバックに回る。ビクトル投げを許さないポジションを取り。サイドバックで殴るケイラは立ち上がったモフナトキナをケージに詰める。モフナトキナはウィザーで耐え、ボディを殴る。ヒザをボディに入れたケイラが小外刈りを軽く狙い、モフナトキナが払い腰にトライする。

残り1分、両者が離れモフナトキナが右を伸ばすも、ケイラは距離を取る。このまま大きな展開はなく時間となった。当然、勝利はケイラだが――女帝にはプラスアルファを求めたくなる試合内容だった。


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