【Bellator278】計量終了 勝者はGPのジョーカー=バルゾラ×ミハイロフ。MMAオハナのマコアに注目
【写真】ワイルドカードなのが勿体ないバルゾラ×ミハイロフだ(C)BELLATOR
Bellatorハワイ2 days、その初日22日(金・現地時間)にハワイ州ホノルルのニールSブレイズデール・センターで開催されるBellator278「Valasquez vs Carmouche」の計量が21日(木・同)に行われた。
Bellator世界女子フライ級選手権試合=王者ジュリアナ・ヴェラスケス✖挑戦者リズ・カモーシェがメインで組まれた今大会──バンタム級ワールドGPのワイルドカード戦が2試合マッチアップされている
そのうちの1試合はエンリケ・バルゾラがジョシュ・ヒルと対戦予定だったが、ヒルの欠場でニキータ・ミハイロフが代役に。ショートノーティスで140ポンド契約となったが、両者揃って計量をパスしている。ヒルには申し訳ないが、ヒョードル軍団の軽量級のエースの登場はオリジナル・カードより、ずっと興味深い顔合わせとなった。
キャリア9勝1敗、サークルケイジでは2連勝中のミハイロフはKOパンチを持ち、テイクダウン能力も高く、さらにパウンドも強い。その一方でどの局面でも相手の攻撃を許す粗さが残っている。
対してUFCから転じ、ベラトール初戦でダリオン・コールドウェルにTKO勝ちしたバルゾラはスロースターターの根性ファイターだ。攻められ、凌ぎ、逆転するスタイルのバルゾラに対し、ミハイロフは序盤と圧力と質量で勝負を決めきれるか。そこを逃すと、バルゾラの粘り地獄に持ち込まれる恐れもある。いずれにせよ、この試合の勝者はGPのジョーカーになる可能性もあり、勝敗の行方が楽しみでならない。
またオープニングバウトでブレイク・ペリーを相手にMMA2戦目を戦うマコア・クーパーに注目したい。
父にレイ・ブラダ・クーパー、兄にレイ・ブラダボーイ・クーパー3世、叔父にドナルド・ジューン、ブレナン・カマカ、カイ・カマカ、従弟にカイ・カマカ3世を持つハワイのMMAオハナの最新兵器。ハイスクル―ル・レスリングで好成績を残すが、プロMMAファイターの未知を選んだ。
そのレスリングとボクシングの融合体MMAは、自宅のガレージでの練習で兄と同様に父から引き継がれたモノ。背は高くないが、オーバーフックとダブルレッグの圧力が兄ブラダボーイを比べて、どこまで出来上がっているのか──楽しみなマコア・コア・クーパーのベラトール初陣だ。
■視聴方法(予定)
4 月23日(土)
午前9時30分~ U-NEXT
■Bellator278計量結果
<Bellator世界女子フライ級選手権試合/5分5R>
[王者]ジュリアナ・ヴェラスケス: 124.8ポンド(56.6キロ)
[挑戦者]リズ・カモーシェ: 125ポンド(56.7キロ)
<Bellatorバンタム級ワールドGPワイルドカード戦140ポンド契約/5分3R>
エンリケ・バルゾラ: 139.6ポンド(63.32キロ)
ニキータ・ミハイロフ: 139.4ポンド(63.23キロ)
<バンタム級/5分3R>
ジョーネル・ルーゴ: 134.8ポンド(61.14キロ)
ダニー・ザバテーロ: 134.6ポンド(61.05キロ)
<ライトヘビー級/5分3R>
クリスチャン・エドワーズ: 204.4ポンド(92.7キロ)
グラント・ニール: 204.2ポンド(92.62キロ)
<160ポンド契約/5分3R>
マニー・ムロ: 160ポンド(72.57キロ
ネイト・アンドリュース: 159.2 ポンド(72.21キロ)
<フェザー級/5分3R>
ウェベル・アルメイダ: 145.2ポンド(65.86キロ)
ファブリシオ・フランコ: 145.6ポンド(66.04キロ)
<ウェルター級/5分3R>
ダンテ・シーロ: 170.6ポンド(77.38キロ)
スコッティ・ハオ: 170ポンド(77.11キロ)
<ウェルター級/5分3R>
マコア・クーパー: 169ポンド(76.66キロ)
ブレイク・ペリー: 169.8ポンド(77.01キロ)