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【PFL2022#01】前年ライト級王者マンフィオ、クリンチの無いムエタイ調のマッジを右でKO

<ライト級/5分3R>
ハウシュ・マンフィオ(ブラジル)
Def.3R2分42秒by TKO
ドン・マッジ(南アフリカ)

昨年世界王者のマンフィオに対し、マッジはサウスポーの構えから左ローを蹴る。マンフィオは右ミドルを返し、ジャブを伸ばす。マッジの右ローに右を合わせていったマンフィオは、右カーフを2つ蹴られる。蹴りで間をはかるマッジが、左ストレート。マンフィオはカウンター狙いだ。マッジはロー、ミドル、ハイと左の蹴りを散らし、マンフィオは右のカウンターと思いきや左リードフックを当てる。

マッジも左ストレートを顔面に当て、前蹴りを繰り出す。さほどアップライトでは胸の向きとリズムが、ムエタイを思わせるマッジは突き放す蹴りとダメージ重視の蹴りを使い分けている。マンフィオは左フックからパンチを纏めようとするが、マッジが左を見せて許さず時間となった。

2R、マッジの左ミドル、マンフィオは左フックを返す。パンチの交換から左ハイに繋げたマッジだが、続く左の蹴りにジャブを合わされる。ワンツー&左ハイという攻撃をしっかりとガードしたマンフィオが左リードフックから右をヒットさせる。左ミドルを入れたマッジは、続くローをキャッチされるがマンフィオはすぐにリリースする。右フックから左ストレートを当てたマッジが、左ミドルに繋げる。

マンフィオは見過ぎで、手が少ない。ローを蹴り合った両者、マッジが姿勢を乱す。そのマッジは前蹴り、関節蹴りを繰り出し、ローを蹴られるとハイを狙う。と、左ストレートから右ローをマッジは蹴る。蹴りに意識を集中しているか、パンチの単発の方が被弾が多いマンフィオが腹を攻めるが、マッジがハイで突き放す。間合いと先手争いのラウンドが終わった。

最終回、ローに左を合わせたマンフィオがワンツーを繰り出す。マッジがロー、ワンツーで左を当てる。ローを蹴られた前足でローやハイを返すマッジが、右を被弾する。直後に左フックでマンフィオの姿勢を崩したマッジは攻め急ぐことなく、ワンツー&左ハイというコンビを繰り出す。

マンフィオはジャブから前に出て、マッジがケージに詰まる。ここも見るリズムもマッジだったが、右オーバーハンドを受けて後方に腰から崩れ落ちる。パウンドの追撃にレフェリーが試合を止め、マンフィオは4P獲得で2連覇へ好スタートを切った。


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