【Bu et Sports de combat】武術で勝つ。型の分解、ナイファンチン編(07)「中心を捕らえるヒジ当て」
【写真】自らの間を手刀で創り、円移動でない中心を捕らえてヒジを当てる (C)MMAPLANET
武術でMMAを勝つ。空手でMMAに勝利する──型を重視する剛毅會の武術空手だが、岩﨑達也宗師は「型を使って戦うということではない」と断言する。型稽古とは自身の状態を知り、相手との関係を知るために欠かせない。
サンチン、ナイファンチン、セイサン、パッサイ、クーサンクーの型稽古を行う剛毅會では、まずサンチンから指導する。そんな剛毅會の稽古には站椿が採り入れられている。
全ての根幹となる武術の呼吸を学ぶことができる──サンチンで創られた、空手の体をいかに使うのか。その第一歩となるナイファンチンの解析を行いたい。目線と体の向き、足の小指が正しくなることでナイファンチン立ちが成り立つ。前回はナイファンチンの型の動きに基づく「二挙動の手刀受け→ヒジ当て」、今回は中心で捕らえるヒジ当てを分解した。
<ナイファンチン第6回はコチラから>
【重要なポイント】
この二挙動の手刀受けからのヒジ当てが基本となり、応用ともいえる一挙動のヒジ当てが存在する──。