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【WEC48】二大王座戦は王者の完勝、水垣は2勝目ゲット

【写真】ローでユライアの左足を破壊したアルド。後半はやや疲労の色をみせたが、5Rを通じ劣勢になる場面は一度もなく、圧倒的な力の差を誇示した (C) ZUFFA

4月24日(土・現地時間)、米国カリフォルニア州サクラメントのARCOアリーナでは、WEC48「ALDO vs FABER」が開催された。

WEC初となるPPVイベントは、地元のユライア・フェイバーが王者ジョゼ・アルドに挑戦するWEC世界フェザー級選手権を筆頭に、WEC参戦後、僅か4戦で王座に駆け上がったベン・ヘンダーソンがドナルド・セラーニを迎え撃つ同ライト級選手権、前王者マイク・ブラウンが、ライト級から階級を下げ、UFCから転戦したマニー・ガンバーリャンと激突する注目のフェザー級戦。そして、アンダーカードでは日本の水垣偉弥がハニ・ヤヒーラとWEC4戦目を行うなど見逃せないラインナップとなった。



そのメインイベント――、地元の大歓声をバックに王座返り咲きを狙うユライアだったが、序盤から要所でローをヒットさせていくアルドの前に劣勢を強いられる。中盤以降には、足を引きずりだしたユライアもスイッチを繰り返し、必死に応戦していくが、5Rを通してアルドの牙城に迫るには至らず、最後はアルドが圧倒的な力の差を見せつける格好で判定勝利を挙げた。

また、予想外の1R決着となったのが、セミファイナルだ。セラーニからテイクダウンを奪ったヘンダーソンは、相手のスイープに合わせてギロチンを仕掛けるや僅か2分弱で一本勝ち。セラーニを退けて、防衛に成功した。

その他にも、ガンバーリャンは前王者ブラウンを実質ワンパンチでKO。ヤヒーラと対戦した水垣は、相手のテイクダウンを凌ぐと得意の打撃で優勢に。最終3Rにはヤヒーラの反撃を受け、接戦が繰り広げられたが、水垣が厳しい試合を制し、WEC戦績を2勝2敗の五分に戻したのだった。

WEC48 ALDO vs FABER 全試合詳細レポート

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