【Shooto2022#01】菅原をKOし3連勝、宇佐美正パトリック「『右で倒す』って言ってホンマに右で倒した」
【写真】試合前に公言したようにキレーな顔で試合を終えた(C)MMAPLANET
16日(日)、東京都文京区の後楽園ホールで開催されたShooto2022#01で、宇佐美正パトリックが菅原和政から1R4分54秒でKO勝ちを収めた。
試合後の会見で「左フックを打った時にカウンターを狙ってきたんで、危ないと思って右にすぐ切り替えました。髙谷さんからも右から3つと言われて、瞬間にダウンを取れた」と冷静に語っていたパトリック。その会見から、MMAPLANETの質問への返答に特化したパトリックの言葉をお届けしたい(※抜粋)。
「いや、水抜きを多めにしたんですよね。言うても……1時間半ほどで終わっているので。減量よりも4カ月で3試合というのが、気持ち的にしんどい部分がありました。それ以外は相手に負けるとか全然なくて、今日も見てもらって分かるように自信満々でしっかり気合の入った僕を見てもらえたんじゃないかと思います」
──菅原選手は修斗世界ライト級王者の西川大和選手の顔を腫らし、パウンドを入れました。その選手を相手に、今日の自身の戦い方ができたことをどのように自己評価しますか。
「満足はしていないです。自分はチャンピオンでなく、いつまでも挑戦者なので。先輩にも『死ぬまでチャレンジ』と言われています。チャンピオン云々でなく、自分は挑戦し続けることに拘っています。
西川君と菅原選手の試合を考えると、手応えは感じています。ちょっとずつ近づいてきているなって、今日は思いました。試合前のインタビューで、『右で倒す』って言ってホンマに右で倒したじゃないですか?」
──そこは使わないで欲しいということだったので、文字化はしていないですが……(苦笑)。
「そうでした(笑)。ありがとうございます。『絶対、そこは隠してください』って(笑)。ちゃんと倒し切れたので、手応えはあります。
最初にダウンを取って、次のハイキックで力んでスリップして組みからがぶられるっていう展開になったけど、フィジカルとかもGENでやってきたこともあって、全く問題なかったです。
やっぱり普段から倫也戦とやっていて、スピード感も全然違うので。自分的には色々と練習してきたことが出せて良かったと思います。倫也さんと一緒の日に試合ができて、勝てて良かった。一番やりたかったことなんで」
──倒しに行こうと、やや攻め気になって振りが大きくスラッピーになっていたきらいはなかったですか。
「今日の試合は距離感とかも考えて、大きく打つっていう作戦でした。最初に向き合ってインローで距離を取っていた時に、ちょっと長いなって思って。距離を取ってきたときには、ああいう風に大きなパンチを打つということで髙谷さんとやってきたので、練習通りできました」
──ラッシュ前の一発は踏み込んで、右オーバーハンド気味に打ったのでしょうか。
「そうですね。テイクダウンとか来ても大丈夫のように、低い姿勢で打とうと思っていました」
──これでデビュー以来3連勝です。
「全然、満足していないです。これからしっかりともっと狙って行って、名前のある選手を喰って今後に繋げていければと思います」