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【RIZIN LANDMARK12】MMAファンタジスタ=桜庭大世が、宇佐美正パトリックにヒザ十字を極め一本勝ち

【写真】サドルで上を取り、形を創ってアグレッシブに足関節を仕掛けて行った(C)RIZIN FF

<ライト級/5分3R>
桜庭大世(日本)
Def.3R1分33秒 by ヒザ十字
宇佐美正パトリック(日本)

(C)RIZIN FF

まず左ミドルを見せる桜庭。

宇佐美は左ミドルハイからジャブに右に回る。桜庭はミドルを続け、ジャブの外の距離に立つ。宇佐美はテイクダウンを警戒しているのか、なかなか前に出られない。その宇佐美のステップインに桜庭の蹴りが、ローブローに。悶絶する宇佐美が、座ってダメージの回復に努める。

再開後、桜庭が右ローを蹴る。右ミドルを蹴った宇佐美に対し、インローを蹴った桜庭がローシングルを繰り出す。さらにミドル、ハイと組みと蹴りで攻撃を散らす桜庭。宇佐美は右ヒザで距離をつめ右を伸ばす。

(C)RIZIN FF

テイクダウンのフェイクから右を当てた桜庭だが、宇佐美はワンツー。

さらにシングルレッグを切ると、ハイの蹴り返しで右ローを蹴る。桜庭の左に、宇佐美は「頭が当たる」とアピール。直後に桜庭の左を被弾すると、宇佐美が右を打ち返す。インローからシングルレッグにも動じない宇佐美は、前蹴りを繰り出す。最後の10秒でローシングルを切りつつ、宇佐美が右ハイを狙った。

(C)RIZIN FF

2R、左ハイでバランスを崩した桜庭。

そこに飛び込んできた宇佐美に立ち上がって左で襲いかかる。左から右の桜庭は左ハイ後に背中を取られそうになると、アームロックで引き込み腕十字へ。腕を抜いて立ち上がった宇佐美に、すぐに殴りかかった桜庭は工夫溢れる攻撃を見せる。

対して宇佐美は見る展開が多くなり、手数が増えることが望まれる。ワンツーの桜庭に、ショートの右で押すように倒した宇佐美は、右ミドルから飛び込んで右フック。

(C)RIZIN FF

桜庭は左ミドルを入れて、シングルのフェイクもやや疲れてきたか。

ボディ、左フックを入れた宇佐美は右をかわして右ボディを打ち込む。桜庭はシングルが決まらず、蹴り合いのなかで宇佐美の右ミドルが急所に入る。リスタート後、宇佐美が連打でラッシュを掛ける。桜庭は左からシングルも切られ、宇佐美のショートの連打に組みつくが、首投げをすかされ下にされた。

最終回、上半身に組んだ桜庭は切られると、左のロングを振って距離を詰める。

(C)RIZIN FF

とダブルレッグを決めた桜庭が、マルセロチンを抜け、三角を防いでサッカーボールキックを狙う。

さらに足を取って、ストレートフットロックを仕掛けた桜庭。ここから桜庭はサドルで上体を起こすと、背中をつけて内ヒールへ。宇佐美が体を起こした刹那、ヒザ十字にスイッチした桜庭が一気にタップを奪った。

「関西の皆さん、こんばんは。親の七光と言われて、そのまま――ちょっと話が長くなりそうなので。これから練習を頑張っていくんで、話したいことがたくさんあったのですが忘れちゃって覚えていないです。今日、たくさん遊んで帰りたいと思います」と勝者は話した。


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