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【Double GFC】楽しみなフライ級王者=パク・ヒョンソン誕生&止めないレフェリーの恐怖

<Double GFCフライ級王座決定戦/5分3R>
パク・ヒョンソン(韓国)
Def.2R3分40秒by KO
キム・ジュハン(韓国)

一度は2週間の隔離でタイトル戦が発表された中西哲生が、結局不出場となりパク・ヒョンソンが、キム・ジュハンとフライ級王座を賭けて戦うことに。

鋭いジャブを入れ、右から左を振るうパク。キムも果敢に前に出るがフックにカウンターを合わされ、ダブルレッグも切られる。逆にケージにキムを押し込んだパクはテイクダウンを奪えず、離れてローからジャブを入れる。さらに前蹴りを入れたパクは、左を被弾しても距離を詰めて首相撲&ヒザ蹴りで攻め込む。

懸命に胸を合わせたキムを金網に押し込んだパクは、引き続きヒザを入れボディロックでテイクダウンを狙う。耐えて離れたキムは右オーバーハンドを被弾し、ローを蹴られる。シングルに出たキムは顔面にヒザを2度、3度と突き上げられる。スピニングバックフィストをかわしたキムが、残り1分を切りダブルレッグで尻餅をつかせる。ケージに押し込まれた状態で、背中を譲らないためガードを取ったパクがフックスイープを決め、キムの足関節狙いを殴って回避したところで初回が終わった。

2R、ワンツーに右ローを蹴ったパクが、ワンツーフックや右オーバーハンドと打撃でキムを圧倒する。キムは後ろ回し蹴りに組んでテイクダウンを奪うが、パクは足関節から上を取り、殴って離れる。スタンドに戻ると、パンチで圧をかけローを効かせたパクはダブルレッグを切り、シングルに切り替えたキムが引き込む。

スタンドに戻ったパクは、心が折れたように組んで引き込んだキムにパンチを連打する。顔面を守るだけになったキムを見てもレフェリーは試合を止めない。立ち上がったパクは、ジャブで崩れるキムのガードワークにもスタンドに戻る。
立ち上がったキムのダブルレッグにヒザ蹴りを合わせてKOした――パク・ヒョンソンがフライ級王座に輝いた。

殴ってよし、テイクダウン防御、寝技も強さを見せたパクのフライ級王座奪取。中西に限らず、日本人選手との対戦が楽しみだが、ストップをしないレフェリー、タオルを投げないコーナーマンは揃ってキムの選手寿命を縮めかねない判断力の無さだった。


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