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【UFN199】最大5ポイント差、ベラル・モハメッドがワンダーボーイをTDから抑え込み続けて判定勝ち

<ウェルター級/5分3R>
ベラル・モハメッド(米国)
Def.3-0:30-25.30-26.30-26.
スティーブン・トンプソン(米国)

前に出てくるモハメッドに、トンプソンは右のサイドキックを使いながら回る。ケージを背負いながら、右サイドキックをモハメッドの顔面に当てるトンプソン。相手にケージを背負わせたモハメッドが、ダブルレッグからリフトアップするも、トンプソンは倒れない。スタンドに戻るとパンチの連打から右サイドキックを放つトンプソン。モハメッドが再びダブルレッグを仕掛けると、今後はトンプソンに尻もちを着かせることを成功した。しかしトンプソンも左のオーバーフックでバックには回らせない。

ケージ際で、ヒザを着きながらパンチを出し合う両者。トンプソンが切り返してモハメッドをケージに押し込むと、モハメッドも体勢を入れ替える。トンプソンは右腕を差し上げてモハメッドをケージに押し返し、パンチを突き上げる。ここでケージ際を脱したモハメッドが、ダブルレッグでトンプソンに尻もちを着かせた。ケージに背中を着けるトンプソンを、ボディロックで固めるモハメッドは、立ち上がる相手をリフトアップからグラウンドに引きづりこむ。そしてバックマウントからパンチを連打するモハメッド。トンプソンの動きが止まるが、レフェリーは試合を止めなかった。

2R、距離を取って左ストレートを放つトンプソン。さらに右サイドキックをモハメッドのボディに突き刺す。サークリングするトンプソンに対し、ガードを高く上げて距離を詰めていくモハメッドが、またもダブルレッグへ。トンプソンは一度尻もちを着いたが、すぐに立ち上がった。左腕を差し上げ、右腕を足の間に入れてクラッチしてから、リフトアップでテイクダウンしたモハメッド。ハーフガードのトンプソンに対し、パンチを落としながら、相手の右腕にアームロックを狙う。

トンプソンの頭をケージに押し込みながら、相手の右腕を伸ばすモハメッドだったが、これは極まらず。再びモハメッドがアームロックを狙いにいくなか、トンプソンが徐々に体を起こして位置をずらしていく。モハメッドもクラッチを切って右腕を伸ばしにいきながら、パスガードに成功。ここで腕は諦め、パンチとヒジを落として削っていく。ハーフガードに戻したトンプソンの顔面に、モハメッドが右ヒジを連打してラウンド終了のホーンを聞いた。

最終回、開始早々モハメッドがトンプソンのパンチをかわしてボディロックからテイクダウンを狙う。右のオーバーフックでディフェンスするトンプソンに対し、モハメッドはダブルに切り替えて尻もちを着かせた。ケージに背中を着けて上半身を起こしているトンプソンから、マウントを奪いに行くモハメッド。パンチをもらいながらトンプソンも立ち上がるが、モハメッドも逃さず両ワキを差し上げて相手をケージに押し込む。するとトンプソンが切り返してトップを奪ったが、モハメッドもレッスルアップからトンプソンを追い、再びグラウンドに持ち込んだ。

ハーフガードから相手を抱え込むトンプソンに対し、コツコツとパンチを当てるモハメッド。さらにパスしてサイド、ニーオンザベリーから左ヒジを落としていく。トンプソンもハーフに戻すが、抑え込みから逃れることはできず。最後までモハメッドがパンチとヒジを落とし続けた。

ジャッジ1人が5ポイント差、他2人も4ポイント差をつけるユナニマス判定で勝利したモハメッドは、世界ウェルター級王者カマル・ウスマンへの挑戦をアピールした。


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