【Bellator271】アーロン・ピコ、ジャスティン・ゴンザレスにThis is MMAファイトで圧勝
<フェザー級/5分3R>
アーロン・ピコ(米国)
Def.3-0:30-26.30-27.30-27
ジャスティン・ゴンザレス(米国)
ピコのジャブにいきなり右オーバーハンドを合わせたゴンザレスが、ローを蹴っていく。ピコはダブルレッグでテイクダウンを決め、足を抜いていくとスクランブルに。がぶったピコだが、ゴンザレスが立ち上がって間合いを取り直しジャブを伸ばす。ピコはダブルから回り込んでテイクダウンへ。スクランブルで上を取ったが、ここもゴンザレスがスタンドに戻った。
ヒザを入れ、左ジャブから右前蹴りを繰り出したピコに対し、左を一発入れたゴンザレスはボディ殴られ距離を取り直す。ヒザで腹を狙うピコ、ゴンザレスがローを入れる。右アッパーで距離を詰めたピコは、離れたゴンザレスに組みつき、クリンチからアッパー、さらに左ボディで抉っていく。
痛みが顔に出たゴンザレスは、荒いパンチにダブルレッグを合わされ3度目のテイクダウンを奪われる。ピコはハーフで抑え、レッスルアップにはヒジを打ちつけてがぶりアナコンダの仕掛けを見せたところで時間に。ピコがMMAでゴンザレスを完全支配した。
2R、ゴンザレスが左前蹴りを腹に入れる。飛び込んでハイクロッチでテイクダウンしたピコがパスしてサイドで抑える。ニーインベリーをブリッジして返し、起き上ろうとしたゴンザレスだが、がぶったピコがバックに回る。リストを掴むゴンザレスを押しつぶし、トップを取ったピコ。ゴンザレスは背中を預けてスタンドに戻る。
後方へのエルボーを放つゴンザレスだが、ピコはバックから思い切り左フックを打ち込む。このタイミングで離れることができたゴンザレスが、右を当てるが直後にピコがダブルレッグでテイクダウンを決める。ワキ差しパスを決めたピコは、エルボーを落としサイドで抑えゴンザレスを圧倒する。
ヒザでワキ腹を固定し、背中を見せるようにゴンザレスを誘導したピコが両足をフックさせる。ブリッジにもピコはマウントに移行し、この回もMMAでゴンザレスを圧倒した。
3R、テイクダウンを切って乱打戦に持ち込むしか逆転はないゴンザレスが、右ローを蹴る。ピコはパンチで圧を掛け、ケージにゴンザレスを押し込んで左エルボーを突き刺す。離れたゴンザレスはジャブを打たれ、ここもパンチが大きくなる。インサイドローを蹴られても右フックを返したピコは、近い距離のパンチの交換からダブルレッグへ。
下にされたゴンザレスは、パスのプレッシャーのなかで左パウンドを受けて削られる。Zハーフガードも構わず左を打ちつけるピコが、全く危なげない状態で最後の2分を迎える。しっかりと抑えトップコントロールからパス、ゴンザレスのブリッジにバックを取ったピコはスクランブルでトップキープし、がぶってスタンドへ。残り30秒で、左ボディフックに続き後ろ回し蹴りを見せ、クリンチで大外刈りを決めたピコが最後までゴンザレスに付け入る隙を与えず、判定勝ちを決めた。
「レスラーは諦めない。彼はタフだった。経験が必要だし、3R判定勝ちでも嬉しいよ。ドミネイトできた。フィニッシュが信条だけど、判定勝ちでもハッピーだ。また練習に戻って強くなる」とピコは話した。