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【VTJ2021】野村駿太とプロ2戦目対決、宇佐美正パトリック「倫也先輩にプレッシャーを与える試合を」

【写真】つわものどもが夢の跡。EXFIGHT02直後にパトに話を訊いた (C)MMAPLANET

6日(土)、東京都江東区のスタジオ・コーストで行われるVTJ2021のオープニングマッチで『格闘DREAMERS』出身、LDHmartialartsファイターの宇佐美正パトリックが野村瞬太と対戦する。

9月にプロMMAデビューを果たしたばかりのパトリックが、プロ2戦目でVTJという舞台で戦う機会を得た。対戦相手の野村はポイント空手出身で、同じくプロ2戦目のファイターだ。宮田和幸率いるBRAVE GYMは、数々のバックボーンを持つ格闘家が集まっており、野村もデビュー戦から宮田メソットといえるレスリングを取り入れて戦っている。

環境、練習仲間という点においても、EXFIGHT所属のパトリックは決して負けてはいらない。寝技になっても自信あり、スタンドの打撃戦は言うに及ばず。試合を1週間後に控えた10月30日、練習仲間が戦ったEXFIGHT02直後にパトリックに話を訊いた。


──自らの試合まで1週間、EXFIGHTの練習仲間が実戦で戦うところを見ていて気持ちが高ぶってきましたか。

「会場が違って雰囲気は違うのですが、刺激を貰ってさらに燃えてきているというか、いよいよだなって上がってきています。でも、上がり過ぎても良くないので声も出さないよう結構抑えて見ていました。

声を出して応援をしたいというのはあるんですけど、練習仲間の相手の選手達はEXFIGHTに来てくれているわけだし、アウェイ感が出たらいけないから声は出さなかったです」

──くれぐれもセーブエナジーでお願いします。

「アハハハ。でも、どの試合も楽しくて勉強させてもらいました」

──試合まであと1週間、追い込みも終わった形ですか。

「ハイ、ちょうど昨日上がったところです。ここから回復しつつ、水抜きのための準備をしている感じで。疲労のピークからも抜けてきています」

──やるべきことはやったと。

「ハイ。GENで岡見さんに壁レス、グラップリングをしっかりと指導してもらいました。ここのところ、指摘されたことをすぐにやるということを心掛けていて。それができるようになっているので、試合の時も指示に対してすぐに動けると思います」

──今回の対戦相手である野村駿太選手は伝統派ポイント空手出身で、同じくプロ2戦目です。

「パンチが固そうで、凄く打ち込んできますね。でも、打撃じゃなくてテイクダウンに来るかもしれないですしね。デビュー戦でテイクダウンされているし、パンチでは来ないんじゃないかって。でも、寝技だって僕のフィールドです。凄く良くなっているし、下からも技を掛けることもできているんで──寝るつもりはないけど、下になっても極め切れるというのが自分の強さです。

でも、打撃でやるっていうなら喜んでやりますよって感じです。空手で結果を残しているし、打撃に自信があるでしょうしね。スピードがあって、反応も凄く良いですから」

──ステップを踏み、距離を取るということも考えられます。

「僕もボクシングをやってきて、変則的なパンチを知っています。ヨシ・イノウエ選手が反応できなかったのも、地味にですけど自分で工夫して変化を加えているからなんです。そういうところも見てほしいですね」

──2戦目ということで、気持ち的に少し余裕がありますか。

「余裕というか、やることをやる。コレが僕の仕事なんで。ただデビュー戦はえぐかったです。もう腹も痛かったし。でも皆に支えてもらっているので、ちゃんと勝つことが恩返しやと思って戦いました」

──2戦目が中村倫也選手より、早くなりましたね。

「しかもVTJですからね。僕が倫也先輩にプレッシャーを与えることができる人間になりたいですし……。この前はデビュー戦のデキが凄すぎて、めっちゃプレッシャーを掛けられたんで(苦笑)。今回は僕が倫也先輩のプレッシャーになるような試合をします」

──そういう切磋琢磨の方法があるのですね。

「だから今回は凄く楽しみなんです。この前より減量の幅も少なくて、15キロぐらい落としていたのが、6キロぐらい落とすだけで良くて。試合後も普通にご飯も食べても体重が増えなかったですね」

──あと1週間、水抜き前としては上々ですね。顔色も良いですし。

「そうですか? 減量も上手いこといっています。今回も親父が応援しに来てくれるんでエェところを見せられたらなって思っています」

──VTJは修斗にとって特別な大会です。そこで戦うことについては?

「世界を見据えている大会。その世界で通用するんやって思ってもらえるような試合をするんで。この前はボディで倒したので、今回は違う形で倒して大会の先陣を切りたいと思います。次のVTJは僕も国際戦を戦えるようになる──そういう気持ちでやります」

■VTJ2021視聴方法(予定)
11月6日(土)
午後4時30分~ ABEMA格闘チャンネル

■VTJ2021対戦カード

<58.5キロ契約/5分3R>
平良達郎(日本)
アルフレド・ムアイアド(チリ)

<フェザー級/5分3R>
宇野薫(日本)
原口央(日本)

<ライト級/5分3R>
西川大和(日本)
菅原和政(日本)

<63キロ契約/5分3R>
佐藤将光(日本)
河村泰博(日本)

<ライト級/5分3R>
原口伸(日本)
岡澤弘太(日本)

<ライト級/5分3R>
宇佐美正パトリック(日本)
野村駿太(日本)

■Shooto2021#07視聴方法(予定)
11月6日(土)
午後1時00分~ ABEMA格闘チャンネル

■Shooto2021#07対戦カード
             
<修斗世界女子スーパーアトム級選手権試合/5分5R>
[王者] 黒部三奈(日本)
[挑戦者] SARAMI(日本)

<修斗暫定世界ストロー級王座決定戦/5分5R>
猿丸ジュンジ(日本)
黒澤亮平(日本)

<フェザー級/5分2R>
結城大樹(日本)
岩本健汰(日本)

<インフィニティリーグ2022女子アトム級/5分2R>
中村未来(日本)
澤田千優(日本

<フライ級/5分2R>
高橋SUBMISSION雄己(日本)
山内渉(日本)

<ミドル級/5分2R>
岩崎大河(日本)
清水洸志(日本)

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