【Bellator272】12月3日(現地時間)、堀口恭司がBellator世界バンタム級王者セルジオ・ペティスに挑戦
【写真】堀口のポジティブマインドは、1年近くのブランクが障害にならない──タイトル奪還の可能性は高いといえる (C)BELLATOR
20日(水・現地時間)、Bellatorが12月3日(金・同)にコネチカット州アンカスビルのモヒガンサン・アリーナで開催されるBellator272でBellator世界バンタム級王者セルジオ・ペティスにRIZINバンタム級チャンピオン堀口恭司が挑戦することを発表している。
9月にBellatorとの契約が明らかとなった堀口、その際スコット・コーカーは初戦が世界戦になる可能性があると話していたが、現実のモノとなった。
王者ペティスはWEC&UFCライト級を制したアンソニーの実弟で、2013年6月にLFAの前進RFAでフライ級王者となり、地元ミルウォーキーのロールショーでの壮行試合を経てUFCへ。バンタム級で3勝1敗の戦績を残した後、フライ級へ転向し現UFC世界フライ級王者ブランドン・モレノ戦やタイトルコンテンダーのジョン・モラガ戦、ジョセフ・ベナビデス戦で白星を得るも、ヘンリー・セジュードらに敗れバンタム級に再転向した。
2019年9月のタイソン・ナム戦後にフリーとなり、Bellatorと契約──UFCでの通算成績は10勝5敗だったペティスは、今年5月にフアン・アルチュレタの持つ世界バンタム級王座に挑戦して判定勝ちを収めBellatorバンタム級の頂点に就いた。今回の堀口戦が最初のタイトルディフェンディングファイトとなる。
一方の堀口は昨年大晦日の朝倉海戦以来、約11カ月振りの実戦が注目のチャンプチャンプ対決となった。今回は純粋に挑戦者の立場となり、RIZINのベルトが賭けられるダブルタイトル戦ではない。
「チャンピオン✖チャンピオンはいつだって特別なイベントだ。セルジオ・ペティスとキョージ・ホリグチが12月3日にBellator世界戦を戦うことにエキサイトしている。BellatorとRIZINに強固な協力関係により、2022年は多くのビッグファイトが継続して組まれることになるだろう」とコーカーはプレスリリースにコメントを寄せている。
一方RIZINの榊原信行CEOも「RIZINバンタム級チャンピオンの堀口恭司選手がBellatorバンタム級王者に挑戦する、この機会を設けてくれたコット・コーカー代表に感謝しています。12月3日はBellatorとRIZINが計画している、互いの威信をかけた戦いの第一歩に過ぎないことに興奮を禁じ得ないです」という言葉も紹介されている。
なお同大会では同じくバンタム級のジョシュ・ヒル✖ジャレッド・スコッギンス、フェザー級のジョン・デ・ジーサス✖ケオニ・ディッグスの対戦も決まっている。