【WNO12】引退撤回ゴードン・ライアンがUFCファイターと勝敗つかずのエキシビションに出場
【写真】ちょっとなぁ、実戦で良いだろうというのは誰もが思うところ (C)SATOSHI NARITA
20日(水・現地時間)、テキサス州オースチンでWNO12が開催され、エキシビションながらゴードン・ライアンが出場する。
2019年ADCC無差別級&99キロ級二冠王、その前年にはノーギワールズでも二冠達成とグラップリング界の頂点にあったライアンはONEと契約し、青木真也と8月27日(※イベント自体がロックダウンの影響でその後、キャンセルとなった)にケージグラップリングマッチを行うことが決まっていたが、胃不全麻痺により競技生活から退くことを5月に発表した。
その後、来年のADCCでアンドレ・ガルバォン戦で復帰することを早々に明言したライアンは、今回ビア・メスキータ✖ルイサ・モンテリオ=女子バンタム級王座決定戦、フリオン・デイヴィー✖ナサリエ・ヒベイロ=女子フライ級王座決定戦、リーヴァイ・ジョーンズレアリー✖オリバー・タザ、そしてマキシー・ムスメシ✖リチャード・アラルコン=バンタム級王座決定戦を従え、非公式戦ながら最終試合に登場する。
真剣勝負、勝敗無しのエキシビションは15分1R制で終了まで、どれだけタップがあっても続けられるとのこと。そんなエキシでライアンの相手を務めるのは、UFCファイターのフィリップ・ロウだ。
柔術ベースとはいえ茶帯で、WNOやSUG出場も結果が残せていないロウ。何といってもUFCではウェルター級で戦っており、ライアンとの体格差は明らかだ。引退発言から復活はともかく、今回の実戦形式のエキシ出場にはさすがのグラップリングファンもブーイングを送っている。
大会記者会見でライアンは「復帰までのことを考えると、今回のエキシはベストの選択だ。現状でも世界のトップと戦える自信はある。ただし、自分の100パーセントで戦えない状態で試合をするのはプロ失格だ」と話している。
対してロウが「なぜ、俺がこのエキシを受けたか? 世界最強のグラップラーと相対することができるのに、断るわけはないだろう」とコメントした。勝敗抜き、勝敗がつくほうが話題にならなかったかもしれない今回のエキシ、ライアンにしてやられている感はあるがやはり気になる。
■視聴方法(予定)
10月21日(木・日本時間)
午前9時00分~FLOGRAPPLING