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【Lemino Shooto POUNDOUT】一回り下の中島陸とT準決勝。齋藤奨司「僕の方が警戒していると思う」

【写真】非常に落ち着いていた齋藤だった (C)MMAPLANET

明日2日(日)、千葉市TKPガーデンシティ千葉で開催される「Lemino Shooto POUNDOUT」。2月に開幕したサバイバートーナメント準決勝で、齋藤奨司が中島陸と対戦する。
Text by Manabu Takashima

格闘DREAMERSからプロ修斗でプロデビューも、初戦で判定負け。それでもドローを挟んで7連勝で修斗世界バンタム級王者に輝いた。確定と言われた去年のRoad to UFCから漏れ、9月にはベルトも失った。それでも齋藤は再び世界を目指し、サバイバートーナメント出場を決めた。

2月にシンバートル・シネバートルのテイクダウンに翻弄されることなく、切って打撃をいれて判定勝ちを収めた。試合の3日後には32歳を迎える齋藤が、一回り下の中島を地元千葉、そして師・髙谷裕之が開くPOUNDOUTのメインで迎え撃つ。「トーナメントだけでなく、僕の格闘家人生もここで勝たないと前進できない」という齋藤のこの試合に向けての心境を尋ねた。


強いし、油断することは全くないです。やっぱり若くて、無敗特有の勢いがあります

――次の日曜日に中島陸選手とトーナメント準決勝が控えています(※取材は7月28日に行われた)。師・髙谷裕之氏が開くPOUNDOUTで、修斗公式戦。そして会場は千葉というのは何か想うところはありますか。

「POUNDOUTは4度目の開催で、コラボするとは予想もできなかったです。やっぱり髙谷さんが主催する大会なんで、絶対にPOUNDOUTには出たいと思っていました。そうしたらLemino修斗とコラボする形になって、千葉で行われる大会でトーナメントの準決勝をメインに組んでもらえて。ジムが千葉にあって、生まれも千葉なので地元で試合をすると、仲間も来てくれる。本当に嬉しい気持ちと、絶対に勝ちたいという気持ちがあります」

――トーナメント戦ながら1回戦から準決勝まで半年間空いたのは、最近のトーナメントではない傾向だと感じました。

「体調面や気持ちの創り方に関して期間が空くことは、1年間戦わなかったこともあるので問題はないです。ただ、トーナメント戦なんでポンポンポンと試合ができるかとは思っていました。まぁ、それはしょうがないことです」

――内田タケル選手が抜け、2試合組まれた補欠戦から青柳洸志が準決勝を戦う権利を得て野瀬翔平選手と戦った。その青柳選手に野瀬選手が勝ったのは、もう1カ月以上前です。向うの山は色々ありましたね。

「そうッスね(笑)。人が抜けて、新しい人が入ってきて。この選手が来るんだっていうのはあって、何が起こるか分からない。もう逆サイドのことは考えていなかったです。そうしたらこっちサイドも試合がなくなって、他の選手と試合をしたり。予想できないことだらけなので、自分のことに集中していました。

相手が決まっていなかったり、試合の日時が分かっていなかったりしても、大前提としてベースアップの練習をしているので。それにトーナメント戦なので、誰が来るのかは予想しやすいし、普段から練習していていることは落とし込みやすかったです」

――中島選手は3月にエリー・ワイズが計量失敗し、ペナルティスタートを嫌がり試合を拒否。6月にトーナメント期間中に関わらず、ワンマッチを戦いました。

「中島君が試合をするかどうか、どっちでも良かったです。ただ6月の試合で負けていたら、あの台湾の選手と試合がしたいとは伝えていました。あと、試合のするのだから1試合動きを見てみたいというのはありましたね。

でも、早く終わり過ぎて余り参考にならなかったです。元々の選手とトーナメントで戦っていたら、打撃とかフィジカルなんかはもう少し分かったかもしれないですね。それでも極めの強さとスピードがあることは、再確認できました」

――世界を目指す相手が、大学1年生で一回り下というのは、どのように捉えていますか。

「ハハハハハハ、そうッスね。その分、注目されていますよね。キッズ修斗からやっていて、修斗のエリートです。動きを見ていても、迷いがない。強いし、油断することは全くないです。やっぱり若くて、無敗特有の勢いがあります」

――中島選手からはMMAPLANETのインタビューで、キッズ~ジュニア~アマ修斗とやってきて、その経験値で負けないという発言がありました。一方で齋藤選手も組み対策の成果など、MMAとして積んできたことが2月のシンバートル戦で見られたかと思います。

「確かに子供の頃からやってきて、彼なりに修羅場をくぐってかと思うけど、僕は実力のある選手、勝てないと言われた選手と何度もやってきたので。その辺の場数は、僕の方が圧倒的に踏んできたと思っています。それはケージの中で対峙した時に、出るかと。

多分、中島君は試合で苦労をしたことがないと思うんですよ。一方的な試合が多いですし。だから、勢いがメチャクチャある。猪突猛進で来るだろうけど、僕はソレを受けることができるし、かわすこともできます。

きっと中島君よりも、僕の方が警戒心は強い。寝技が得意で極めが強いというのは、今も第一印象も変わらないです。僕としては、向き合った時のことに集中しているけど、面白い試合ができるんじゃないですかね」

――際が云々と言われてきたMMAですが、中島選手は全て繋がっている。それこそ、海外にも増えてきた他にベースがあるのではなくて、MMAだけをやってきた選手らしい戦い方かと。

「それは本当に思います。だから、動きに迷いがない。子供の頃からMMAをやってきたので、無意識で動けるところが多いですよね。それが極めの速さに通じていて、考えないで動けるのは強いです。そこは凄く思っているので、その分警戒しています」

――警戒している……。過去に慎重になって、自分の動きができないことを経験してきた齋藤選手だとは思いますが、バランスのとり方はどのように考えていますか。

「慎重になる時って、良くない時で。シンバートルとの試合と同じで、やるべきことはやってきました。だから大胆にいこうと思っています」

――大胆に動けば、中島選手の流れるような動きを止めることができる?

「止めるというか、あの動きを上回りたいです。僕も無意識に出せるまで、積んできているので」

山内も成長しているし、僕もしている。ここで2人で勝てると、最高ですね

――世の中、若い力が台頭すると絶対的にそこが応援され、期待されます。

「確かにこないだまで高校生で無敗だから、注目されますよね(笑)。でも、僕も成長し続けています。そこには抗いたいです」

――POUNDOUTで山内渉選手と揃い踏み。格闘DREAMERSで一緒だった2人が、髙谷さんが開く大会でメインとコメインを戦う。山内選手も、齋藤選手も躓きながらやってきましたが。ここは記者として感慨深いモノがあります。

「そうッスね。修斗でも1度だけ一緒の大会で出たことがあるんですよ。まだ前座で。2人で進んできているという実感もありますし、純粋に嬉しいです。山内はまだ若いし、強い相手と戦いたいという気持ちでやっていると思います。そこはアイツの凄いところで。

常に一緒に練習していて、何年もスパーリングをしてきました。2人で切磋琢磨してきて、今も山内からアドバイスを貰って……僕ら2人だから分かることってあるんですよ。ずっと一緒にやってきたから。山内も成長しているし、僕もしている。ここで2人で勝てると、最高ですね」

――押忍。トーナメント戦の性格上、もう既に決勝進出を決めた野瀬選手陣営はこの試合で齋藤選手を丸裸にするぐらい研究してくると思います。この先を考えた場合、手札を残して勝ちたいという考えは?

「ないッス。勝たないと進めないので。トーナメントだけでなく、僕の格闘家人生もここで勝たないと前進できない。全部出して、勝ちたいです。

サバイバートーナメント準決勝ですけど、中島君も強い相手なので一発勝負だと思って、全部出して勝ちます!!」

■視聴方法(予定)
8月2日(日)
午後4時~ Lemino

■Lemino Shooto POUNDOUT 対戦カード

<バンタム級サバイバーTリバイバル2026準決勝/5分3R>
齋藤奨司(日本)
中島陸(日本)

<フライ級/5分3R>
山内渉(日本)
JJ・ジョーンズ(英国)

<フェザー級/5分3R>
石橋佳太(日本)
内藤大尊(日本)

<バンタム級/5分3R>
徳弘拓馬(日本)
新井拓巳(日本)

<ライト級/5分3R>
岩倉優輝(日本)
マックス・ザ・ボディ(カメルーン)

<フェザー級/5分2R>
ヨシ・イノウエ(日本)
塚本竜馬(日本)

<ストロー級/5分2R>
平良龍一(日本)
小松葵羅(日本)

<バンタム級/5分2R>
佐々木健吾(日本)
竹見隆史郎(日本)

<フライ級/5分2R>
椎名渉(日本)
知輝(日本)

<チャレンジマッチ フェザー級/5分2R>
立川フミヤ(日本)
ジャスティン・ケイジ(日本)

<チャレンジマッチ バンタム級/5分2R>
今井大暢(日本)
北出達也(日本)

<チャレンジマッチ ライト級/5分2R>
佐藤蓮(日本)
向井陽太(日本)

<キッズ修斗 48キロ契約/3分1R>
松村優志(日本)
石川心之助(日本)

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