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【UFN191】ノーガード、殴られても仁王立ち&雄叫び。マッキャンが技術で上のキム・ジヨンに判定勝ち

<女子フライ級/5分3R>
モリー・マッキャン(英国)
Def.3-0:29-28.29-28.29-28
キム・ジヨン(韓国)

開始と同時に左から右を振るったマッキャンに対し、キム・ジヨンも素早いジャブからアッパーを見せ、フットワークで前進をかわしてハイを狙う。キム・ジヨンはジャブから右も、左フックを被弾してふらつく。マッキャンの追撃に左フックを返すキム・ジヨンは、クリンチでケージに押し込まれる。離れた両者、キム・ジヨンがボディもマッキャンが左ミドルから組みへ。体を入れて間合いを取り直そうとしたキム・ジヨンを、全力で追いかけるマッキャンは、頭が当たってダウン状態で前方に倒れる。

シングルから立ち上がったマッキャンが小手を極めて投げを打つ。耐えたキム・ジヨンがワキを潜ってバックへ。クリンチでヒザを入れ、フェンスに押し付けた状態を続けるキム・ジヨンが、バックコントロールから足をかけつつ、ヒザに移行する。マッキャンは離れると、左右のフックを連打して前に出る。キム・ジヨンも左フックを当てるが、パンチの勢いはマッキャンが上をいった初回だった。

2R、マッキャンが左ミドルから左フック、キム・ジヨンも左を返す。頭から突っ込むように前に出るマッキャンに対し、キム・ジヨンはジャブからローを蹴る。そのローの蹴り終わりにフックを振るうマッキャンに対し、キム・ジヨンがワンツーを決める。マッキャンが睨みをきかせるような顔つきになると、ワンツーで前に出る。そこに右を入れ、前進を止めたマッキャンに対し、右ストレートをキム・ジヨンがヒットさせる。

怯まないマッキャンは、力を入れた右フックで前に出てスイッチ。右クロスをキム・ジヨンが当てるが、マッキャンは思い切りパンチを振るって前に出る。常にパンチに注意を払い、反応することでやや疲れが見えたキム・ジヨンは左を被弾する。ここからパンチを纏めるマッキャン。体重をかけて前に出ているのでマッキャンに勢いがあるように見える。パンチを受けても、さらに前に出たマッキャンは最後にダブルレッグから、自ら後方に倒れこんで上を取り時間となった。

3R、フックの応酬から左ジャブを伸ばすキム・ジヨンが、右を被弾する。マッキャンは打たれても前に出るという勢いがあるが、テクニックで上回るキム・ジヨンもクリーンショットで右を2つ当てる。しかし、そのパンチを確実に当てた直後にマッキャンが反撃してくると、キム・ジヨンの反応が悪くなる。それでもキム・ジヨンは近い距離でコンビネーションを駆使し、マッキャンが粗いフックで前に出る。

ボクシングの技術はキム・ジヨンが上だが、マッキャンは前に出る姿勢を持ち続け、パンチを受けてもより強い一発を狙っていく。そして左ジャブを当てたマッキャンがワンツー・フック、左の相打ちからキム・ジヨンが左ローを蹴る。キム・ジヨンのパンチの打ち終わりにパンチを入れ、頭を振って前に出るマッキャンがスピニングバックキックを見せる。

マッキャンは最後の20秒になるとノーガードで左右のフックを振るい、左を打ち込む。近距離でも思い切りパンチを振るうマッキャンが、ついにはノーガードばかりかヘッドムーブもやめてキム・ジヨンのパンチを被弾する。マッキャンは仁王立ちで、叫び声を挙げタイムアップを迎えた。

結果、ジャッジ3者とも29-28でマッキャンを支持した。


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