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【Grachan49】ノンストップアクション後、塩漬け。手塚基伸が竹本啓哉に宣言通りの判定勝ち

【写真】動きのある展開、動きのなかった展開。どちらの展開も激闘だった(C)MMAPLANET

<バンタム級/5分3R>
手塚基伸(日本)
Def.3-0:30-27.29-28.29-28
竹本啓哉(日本)

牽制の打撃から竹本がシングルレッグを狙い、手塚が切る。直後に竹本は2度目のシングルレッグへ、手塚は引き込むように下になるとハーフで潜っていく。

頭をキャンバスにつけて返されないよう粘る竹本は、両手で潜ってくる手塚を潰し、ハーフでトップをキープする。

竹本はさらにリバースハーフにとり、バックをうかがうとクルスフィックスに。胸を合わせてきた手塚に対し、竹本が背中に乗ろうとトライしたが前方に落とされる。

下になった竹本はハーフネルソンから、再びクルスフィックスを狙う。

手塚は胸を合わせると、左足を引き寄せて両足で頭挟んでくる竹本からしっかりと上を取り切り時間に。ジャッジ2が10‐9で竹本、1人が10‐9で手塚とした。

2R、手塚はロー、竹本は右ジャブを伸ばす。手塚のパンチを半身になって受ける竹本、打撃戦での印象は良くない。

さらに竹本はシングルを切られ、左を被弾する。ローや左を当てる手塚が、ここでダブルレッグでテイクダウンに成功する。

腕を通さず、三角で組もうとする竹本だが、逆馬乗りからサイドに移行した手塚に頭も抜かれる。

手塚は肩固め狙いからマウントを奪い、ハーフに戻されたところで2Rが終了、ジャッジ3者とも手塚に10‐9をつけた。

最終回、打撃はローと右ジャブと引き出しが少ない竹本に対して、手塚は左フックをカウンターで当てシングルレッグも切り、ジャブにヒザ蹴りを合わせる。

頭から飛び込むように右を振るってくる竹本の動きを見ることができている手塚は、シングルレッグからボディロックに移行してテイクダウンを決める。

竹本は簡単に下になってしまい、手塚はハーフでがっちりと抑え込む。フルガードに戻した竹本だが、手塚が宣言通りスペースを与えず、ポジションを進めずに手塚はトップキープを続ける。

下から仕掛けようとする竹本は、バタフライに足を抜いてきた手塚にスイープを仕掛け、頭を抱えに来られると、前方に送り出し足関節を狙う。

体を反転し足を抜いた手塚に対し、スクランブルでトップを取り切れなかった竹本は、ガードを取り直し大事な局面で競り負けた。

下になってもラバーガードの態勢に入り切れなかった竹本、手塚はキムラを潰して抑えこみつつ、試合終了を迎えて3-0の判定勝ち。

勝者はRIZIN参戦とGrachanバンタム級王者・伊藤空也への挑戦をアピールした。


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