【写真】戦い終わってノーサイド。時代を築いた両者だからこそ、浮かべることができる笑顔。両者同時収録の試合後のインタビューは後日掲載します(C)MMAPLANET

＜グラップリング70キロ契約／4分2R＞
タクミ（日本）
Draw.
日沖発（日本）

すぐに座ったタクミに対し、日沖は足首を掴んで捌きつつパスを狙う。一旦立ち上がった日沖が、ワキを差してバタフライを越えていこうとする。

仕切り直した日沖の手がヒザ下に置かれると、タクミはデラヒーバもすぐに解除する。クローズドに取ったタクミ、日沖は胸を合わせず立ち上がる。

タクミは草刈りスイープを仕掛け、尻もちをついた日沖が立ち上がりスクランブルとはならない。

徹底して背中をつけて戦うタクミに対し、日沖は一定の距離を取りつつ、タイトに抑えることはない。立ち上がった日沖の一気のパス狙いに、タクミは内回りでバックをうかがう。

日沖は立ち上がると、タクミの右足を取って足関節へ。両足を挟む形から左足を取りにいった日沖だが、足を組むことができず状態を起こして左足を抜く。

タクミはニーシールドで防ぐと、日沖はここも立ち上がり初回が終わった。

2R、同時に座った両者、日沖がタクミの右足に足関節を仕掛ける。タクミは上体を起こして日沖の腕を掴んで防ぐと、アームドラッグへ。

日沖は頭を押し込み、パスを仕掛ける。左足でタクミの右足を殺す日沖。タクミは左足でニーシールドを創る。日沖はここでも上体を起こし、タクミの右足に内ヒールを仕掛ける。

日沖の腕を両手でつかみ、体を起こして防いだタクミは絶妙にガードワークを駆使している。足関節もパスも、仕掛けの段階でタクミが防御し、日沖は絶対的な形に入ることができない。

それでも能動的に動き続ける日沖で、タクミは受動的に対処して、足をきかせる。

タクミの左足首を掴まれると、前転し日沖の右足を狙う。ここで一気にバックに回った日沖が、ワンクック&シートベルトの態勢に。しかし、RNCはセットできず時間切れドローに。

攻め続けた日沖に対し、サブミッションで追い込まれることなくタクミは守り抜いてのドローに。日沖はその瞬間、マットを叩きくやしさをあらわにした。グラチャン岩﨑代表からマイクを向けられた日沖とタクミは、それを固辞してケージを下りた。

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