【Fury FC48】崖っぷちの石原夜叉坊、リヴァイ・モウルズのRNCで失神。殴る実感が拳に感じられない
25日(日・現地時間)、テキサス州ヒューストンのナイトクラブ=エスケーペード2001で開催されたFury FC48で石原夜叉坊がリヴァイ・モウルズと対戦した。
<137.8ポンド契約/5分3R>
リヴァイ・モウルズ(米国)
1R2分44秒by RNC
石原夜叉坊(日本)
ステージから下りるステップで躓いてしまった夜叉坊、試合前にからヒヤッとさせられるシーンだ。
2.8 ポンド・オーバーのモウルズが、左ジャブを伸ばし夜叉坊が組んでいく。ヒザを見せたモウルズをケージに押し込んだ夜叉坊だったが、体を入れ替えられた直後に離れる。左ミドルから左ハイ、左スト―トを見せた夜叉坊が、右ジャブを伸ばす。さらに左ボディストレート、左ミドル、左ローミドルを蹴った夜叉坊が組みつくも、逆にボディロックでケージに押し込まれる。
モウルズはダブルレッグからバックに回ると、右足を入れて後方に倒れこむ。そのまま四の字フックを完成させたモウルズは、夜叉坊の右腕ごとセンターフックし、右腕で口を塞ぐ。左手を取って防いでいた夜叉坊に対し、モウルズは右腕を喉下に滑り込ませる。RNCに捕えられた夜叉坊が、落ち──しばらくしてレフェリーが試合をストップした。
モウルズは「What I want to do!!」とシャウトし、「テルトはグラウンドもできるから時間を掛けた。きっと、次から145ポンドに挙げ、TVで視られるUFCかビッグショーにステップアップしたい」と話した。一方の石原夜叉坊は、これで5連敗。敗北し、その原因を考えて対処してきたが、結果はまたしてもでなかった。試合に勝敗はつきもの、最初のバックテイクでRCNで落とされることもあるだろう。だから寝技を──ということではない。それよりもスタンドの攻防で、殴る実感が拳(けん)に感じられないことが問題だ。
夜叉坊が自身の長編小説の続きを撰じ続けるのであれば、ここはもう根本的な見直しが必要だろう。