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【Shooto2021#05】修斗世界フェザー級王座決定戦へ、SASUKE「工藤選手のパンチが届く距離は……」

【写真】顔が見えねぇよ──の巻 (C)MMAPLANET

25日(日)、東京都文京区の後楽園ホールで開催されるShooto2021#5のメインイベントで、空位の修斗世界フェザー級王座を賭けて、SASUKEが工藤諒司と戦う。

昨年9月に仲山貴志を破り環太平洋チャンピオンとなったSASUKEが、修斗の頂点に挑む。対戦相手はONE Warrior Seriesからの帰り新参=工藤だ。「修斗では工藤選手以外に相手はいない」と公言するSASUKEに、タイトル奪取に掛ける気持ちを尋ねた。


──既に5日後に迫った修斗世界フェザー級王座決定戦、今の心境を教えてください。

「いつも通り落ち着いています。減量でお腹が減っていますね(笑)。水抜き前で、今が一番しんどいです」

──そんな時にスミマセン!!

「いえいえいえ、全然です」

──いよいよ修斗世界王座に挑みます。パンクラス、DEEPと同様に修斗のベルトもそこで完結するものではなく、ステップアップの条件という見方ができます。この世界王座に関してプロシューターとしてSASUKE選手は、どのような価値を見出しているのでしょうか。対戦相手の工藤選手は、我々が予想している以上に修斗愛があることがインタビューで分かりましたが。

「僕のなかで、間違いなく価値があるモノ。それは確かです。僕も修斗から始めて、修斗しかやってこなかった。その頂点がこの王座です。自分がやってきた格闘技が、一つの形になる。そのことが修斗の世界王座を獲ることかと思います。

次を目指していても、そこを通っていくことが、自分のなかでのケジメというか……。最善のルートだと思っています」

──それは環太平洋王座ではなく、世界王座になるわけですね。

「今はそう思うようになりました。環太平洋のベルトを手にした時は、これでチャンスが巡ってくればという風に考えていましたけど、外に出ていくことが難しくなった世の中の情勢がありました。そして自分に何が必要なのかと考えた時、修斗の世界王座に挑める位置まで登ってきたのであれば、しっかりと獲らないといけないベルトです。

階級は違えど先輩たちが皆、巻いてきたベルトなので。そういう意味でも、獲りたいベルトです」

──対戦相手の工藤選手は、不足のない相手かと思います。

「工藤選手だからベルトを待つことに余計に燃えるということはなく、誰だろうが修斗の世界のベルトを獲るための試合です。工藤選手とは、世界王座決定戦ではなくてもっと早い段階で戦うと思っていました。でも、なかなか実現しなかったですね。

今年の1月の試合も相手は工藤選手だと思っていたので、ようやく来たなという感じです。もう修斗では工藤選手以外に戦う相手はいないですからね。そういう意味で、今の僕が戦えるなかで──強いヤツがきたなって思います」

──工藤選手の強さとは、どこだと考えていますか。

「技術的なことでいえば、右の倒せるパンチです。それと組み技の対処の強さですかね。レスリングをやってきたから組み際、テイクダウンを切る動きは他の選手より速いです」

──このタイミングで、このパンチを打つのか。そういうことが最近の工藤選手の試合で感じられることがあります。

「まぁ、打撃が得意なんでしょうね。僕からすれば、付け入る隙はあります。工藤選手のパンチが届く距離は、僕のパンチも届く距離なので。何かしらの技は掛かるだろうし、崩せると思っています。自分もまだ試合で見せていない、武器を持っているので(笑)。だから怖くはないです」

──工藤選手の組み力についてはいかがでしょうか。反応が速いということでしたが。

「自分から組みつくよりも、相手が組んできた時……受けが強いと思います」

──ではそんな工藤選手対策として、練習で心掛けてきたことはありますか。

「まぁ5Rの試合なので。5R戦うことを想定して、5Rの戦いの準備をしてきました。5Rの戦い……その練習を重ねてきましたね。マスタージャパンとリバーサルジム川口リディプスで」

──リディプスですか!!

「ハイ。僕のセコンドに就いてくれる猿飛流選手が所属していて、自分より大きな練習相手がいるので、そこでやらせてもらってきました」

<この項、続く>

■視聴方法(予定)
7月25日(日)
午後5時~ ABEMA格闘チャンネル

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