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【Grachan48】長岡弘樹が桜井隆多越え。GRANDウェルター級統一王者に。ライト級はダリ、藤村が勝利

【写真】王座統一を果たした長岡弘樹、念願の桜井戦で競り勝った(C)NOB YASUMURA

20日(日)、東京都大田区の大田区産業プラザPIOでGRACHAN48開催され、メインイベントはGRANDウェルター級王座と統一戦で暫定王者・長岡弘樹が正規王者・桜井隆多を破った。
Text by Nob Yasumura


<GRANDウェルター級王座決定戦/5分3R>
長岡弘樹(日本)
Def.3-0:29-28.29-28.29-28
桜井隆多(日本)

1R開始と同時に、桜井が右前蹴り。これをキャッチした長岡はすぐにテイクダウンし、パウンド&ヒジで追い込む。下の桜井は三角絞めから腕十字、オモプラッタを仕掛けていく。

腕を引き抜き脱出した長岡は桜井を抑え込んでパウンドへ。密着して防いだ桜井が、スクランブルに持ち込みギロチンチョークへ。ここで1R終了した。

2R、長岡はパンチを出しながら組み付いて桜井の足を掴んでテイクダウン、パウンドを落としながらそのまま抑え込む。桜井は立ち上がって脱出を狙うものの、長岡は執拗にテイクダウンを仕掛ける。がぶった桜井だが、長岡は密着し続けしつこくテイクダウン狙い。バックに回った長岡だが、桜井が振りほどくとパウンドで反撃に出た。

最終回、長岡の寝技の密着の前に苦戦を強いられた桜井はパンチ勝負へ。長岡を追い込み、ダブルレッグでテイクダウンに成功する。桜井は抑え込んでボディにパンチを入れ、肩固めを狙うものの長岡が耐えきり──試合終了。判定で長岡が勝利した。

<ライト級/5分2R>
藤村健吾(日本)
Def.3-0
篠原アンジェロ(日本)

セミでウェルター級から階級を変更したルクク・ダリが、笹川JPに判定勝ちを収め、動き始めたライト級戦線で、さらなる成長が期待される藤村が、カルロス・トヨタの教え篠原ジャンジェロと対戦。

初回、篠原の左ハイをバックステップで交わした藤村はシングルレッグへ。がぶった篠原が藤村のバックに回り、RNCを狙う。これを凌いだ藤村は胸を合わせてトップを奪うと、そのままキープし、パウンド、ヒジを落とす。

さらに藤村はアームロックを狙い、腕十字に移行する。腕を抜いた篠原は再び藤村のバックについて、パンチを打っていく。藤村が上を取り返し、1Rが終了した。

最終回、藤村がダブルレッグへ。がぶった篠原はギロチンをセットアップも、頭首を抜いた藤村が抑え込む。フィニッシュの機会を伺った藤村だが、その展開に持ち込めずにタイムアップも判定勝ちを手にした。

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