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【Pancrase321】スクランブル&共に流血の大激闘! ISAOが中島太一を判定で下し、3度目の王座防衛

<フェザー級KOPC/5分5R>
ISAO(日本)
Def.3-0:50-45.49-46.49-46.
中島太一(日本)

サウスポーのISAOに対し、中島はオーソドックスのワイドスタンス。ともにローとミドルハイでけん制する。スイッチしながら右フックを放つ中島。ISAOがローやパンチを打つと、中島が少しバランスを崩す。中島は頭を低くしてパンチを振るうが、距離を詰めて潰すISAO。すると中島がボディロックからバックに回るが、ISAOが腕を取って切り返し、スタンドに戻る。

ISAOの左インローで、足が流れる中島。一気に距離を詰めたISAOに対し、組み付いた中島だが、ISAOが押し返す。崩してガブるISAOは、そのまま引き込むが、中島が切り返して立ち上がる。ケージ中央に戻ると、ISAOが左インロー。様子をうかがうISAOの顔面に中島の左ジャブがクリーンヒットする。ここでISAOのローが中島の下腹部をとらえ、試合は一時中断。

再開後、ローを繰り出すISAOに対し、低空のシングルを仕掛けた中島だが、それを切るISAO。中島も立ち上がり、離れてケージ中央に戻る。ニータップを狙うISAOだが、サイドステップでかわす中島。するとISAOはボディロックからコントロールし、さらにグラウンドへ持ち込もうとしたが、中島が耐えきった。

ジャッジは3者ともISAOに10-9をつけた。

2R、中島が右ローで先制。ISAOは左ミドルハイ、中島は組み付くが、ISAOもこれを切る。お互いにローを繰り出すなか、中島がパンチから右足を上げたところでISAOがダブルレッグダイブ。ケージ際でバックに回る。中島は体勢を入れ替え、離れ際に両者が右ヒジを繰り出した。ISAOのパンチをかわした中島がテイクダウンを仕掛けるも、右腕で中島の頭を抱えたISAOが、そのままギロチンを狙う。左手を上げて「極まっていない」とアピールする中島。

ギロチンを解いたISAOは、下から右ヒジ。中島は右腕で脇を差し、パンチを落とす。ISAOが下から足を上げると、中島がバックを狙う。立ち上がったISAOを、そのままケージに押し付け、シングルでリフトする中島。ISAOはケージを背負いながら正対し、両者はケージ中央へ。打撃を出し合いながら、またも中島はダブルレッグ。ISAOは左腕を差してディフェンスする。最後はケージ際で中島がバックに回って終えた。

このラウンドはジャッジ2者が10-9で中島、一人がISAOに10-9をつけている。

3R、中島が右を見せながらダブルレッグを仕掛けた。カットして左腕を差していくISAO。離れ際にヒジを放つ。ケージ中央で半身に構えた中島も、すぐにスタンスを戻す。ISAOがプレッシャーをかけ、左ストレートで中島を追い込む。中島がケージを背負うと、その右足へシングルで飛び込んだISAO。両脇を差してボディロックからグラウンドに引きずり込むが、中島も立ち上がって体勢を入れ替え、離れる。

中島のダブルレッグをカットしたISAO、中島は左ジャブをヒットさせるが、ISAOはテイクダウンを仕掛けながら切られると、離れ際に左ヒジ。この一撃で、中島の右目尻が切れる。ドクターのチェック後に試合が再開され、ISAOがプレッシャーを強める。パンチをもらいながらも、ダブルレッグダイブへ。これを切った中島が、反対にケージに押し込むも、ISAOが突き放す。ケージ中央で左ジャブを当てる中島は、ISAOのニータップもディフェンス。ISAOはケージを背負いながら足を使い、中島のパンチをかわした。

ジャッジは3者ともがISAOに10-9をつける。

4R、右を着くながら前に出る中島。さらにフックを当てるが、ISAOが打ち終わりにダブルレッグを狙い、テイクダウンに成功した。ケージを背にして体を起こしている中島。ISAOは左肩パンチ。中島が立ち上ろうとすると、ボディロックに切り替えて、そのまま中島をケージに押し込み、またも離れ際に右ヒジを当てた。離れて組み付くISAOに左ヒジを当てた中島だが、ISAOは構わず押し込んでいく。すると中島はボディロックから投げてISAOに背中を着かせた。

立ち上がり、シングルを狙うISAO。防いだ中島が右腕を差して切り替えるも、ISAOが押し返して右ヒジを繰り出す。残り1分で互いにテイクダウンを仕掛けていく。ここでISAOの額の右側から大量の出血が見られ、ドクターチェックが入る。

残り23秒で再開。いきなりISAOがダブルレッグへ、中島がカットすると、ISAOは内股を仕掛ける。起き上がる中島にヒザを当てたISAO。目まぐるしいスクランブルの攻防が続いた。

このラウンドもジャッジ3者ともISAOに10-9を付けた。

最終R、ポイントで負けている中島が前に出る。右飛びヒザをヒットさせたが、そのままISAOが押し込んでグラウンドへ。ハーフガードの中島を抑え込むISAOが、上からヒジを落とす。そして中島の頭と左肩を抱えたISAOは、肩固め狙いか。マウントに移行して、クラッチを解いたISAO。下から動く中島に対し、マウントをキープするISAO。中島がブリッジするところに合わせて、右腕を追って腕十字を狙うが、中島もうでを抜いて立ち上がる。

スタンドに戻ってすぐ、テイクダウンを狙ったISAO。ダブルで相手をケージに押し込み、さらにバックでコントロールする。中島も体勢を入れ替えてISAOのバックへ。ともに流血が激しくなるなか、ケージ際の攻防が続く。向き直ったISAOは、ここでも左ヒジ。中島が距離を取るとすぐにダブルを仕掛け、これを切った中島の首を取りギロチンへ。残り30秒、中島も腰を上げて凌ぐ。ISAOも相手の首を抱えて離さず、試合終了のブザーを聞いた。

判定は3-0でISAO。フェザー級王座、3度目の防衛に成功した。


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