【LFA107】右フックでダウンを奪い、ギリギリのタイミングでヒザを突き上げたディアスがガルシアをKO
<バンタム級/5分3R>
ヒカルド・ディアス(ブラジル)
Def.2R0分25秒by KO
ジョージ・ガルシア(米国)
鋭い前蹴りを見せたディアス、ガルシアは続く左ハイにも反応して左ジャブを伸ばす。ディアスの右ローを受け、弱冠嫌な表情を見せたガルシアは右を被弾して、腰が崩れる。すぐにガードを取ったガルシアに対し、ディアスはハーフで抑えて細いパンチを入れる。立ち上がって体を横回転させつつ足を越えたディアスは、立ったまま鉄槌を落とす。
起き上りながら再びガルシアが引き込むと、ディアスは外ヒールをセットし決まらないとみるとリリースしトップをキープ。ガルシアはシングルから起き上ってスクランブルに持ち込むが、体を入れ替えたディアスが小外掛けを決める。そのまま大きくフリップし、リバーサル狙いのガルシアがスクランブルに持ち込んで逆にボディロックテイクダウンへ。
と、ディアスが自分がされたように下になるやスイープを決めて、トップを取り切る。ガルシアの一歩前を行くディアスがハーフのガルシアにエルボーを連打する。一旦ハーフで抑えたディアスは枕で圧を掛け、パス狙い。ガルシアもスクランブルでシングルレッグ&リバーサルを決め時間となった。
2R、右オーバーハンドを振るうガルシア。ステップバックしたディアスは続く右アッパーの踏み込みに右フックを当て、後方に倒れたガルシアが立ち上がった刹那──非常に危ういタイミングでヒザを突き上げ勝負を決めた。
衝撃的なKO勝ちに「毎日、KING MMAでハードトレーニングをしてきた。ヒザの練習もし続け、そのニーキックで決めた。ちゃんと立ち上がるの待って蹴ったよ」とガルシアは話した。