【LFA117】田中路教の前に立ち塞がる──ヒカルド・ディアス「彼には夢がある。僕にも夢がある」
【写真】決して得意ではないだろう。それでも懸命に英語でインタビューに応えてくれたヒカルド・ディアス(C)MMAPLANET
5日(金・現地時間)、カリフォルニア州ヴァイセイリアのヴァイセイリア・コンベンションセンターで開催されるLFA117で、田中路教と対戦するヒカルド・ディアス。
KINGS MMA所属のブラジリアンはLFAで連勝中、5月のジョージ・ガルシア戦ではヒザ蹴りでKO勝ちを収めている。
計量直後にインタビューを行うと、ディアス本人は「ムエタイを得意にしている」と断言しつつ、「グラップリングでもタナカとやりあえる」と言い切った。
「減量は問題なかった。イージーにパスしたよ」
──では田中路教選手とも顔を合わせたということですね。
「ミチノリ・タナカ、イエス。彼は元UFCファイターで、とても素晴らしい選手だから尊敬しているよ。彼となら、良い試合になるだろう」
──UFCを目指すうえで、LFAで3連勝が掛った明日の試合はとても重要になりますね。
「素晴らしい機会を得ることができた。この試合に関して、期待するところは多い。ただしファイトはファイトだ。そして良い試合になるだろう」
──日本のファンにヒカルドはどのようなMMAファイターかを教えてもらえないでしょうか。
「僕の長所はアグレッシブなこと。自分でもいうのもなんだけど、ムエタイを得意にしている(笑)。でも、グラップリングもできる。レスリング、ボクシング、なんでもできる。良い試合になるだろう。でも、僕の試合になる」
──田中選手はテイクダウンからスクランブル、グラウンドゲームで削る選手です。
「だから僕のムエタイはアドバンテージになる。と同時に、僕だってタナカに負けないだけグラップリングができる。僕にはムエタイだけでなく、グラップリング・ディフェンス、グラップリング・アタッキングがある。きっと良い試合になるだろう」
──この試合に向けて、どのような準備をしてきましたか。
「KINGS MMAのマスター・コルデイロの下でフルキャンプを行った。ムエタイ、グラップリング、レスリング、ボクシング、全ての準備をKINGS MMAでやってきた」
──ハファエル・コルデイロからは、どのようなアドバイスを受けていますか。
「多くのことを教えてくれたよ。明日はコーナーに就いてくれる。ここでは言えないけど、素晴らしい作戦も授かった。とてもナイスだよ。KINGS MMAで練習することで、毎日のように技術力がついている。なんて言ったら良いのか……KING MMAはファミリーなんだ」
──本当に多くのブラジル人選手が米国に移り住んで、MMAの練習を行っています。対して日本人選手は拠点を移してまで米国で練習をするというケースは稀です。田中選手がチーム・アルファメールで練習していることをどのように思いますか。
「その気概は素晴らしいね。僕も同じことをやってきた。彼には夢がある。それも同じだ。僕にも夢がある。だから戦うんだ。タナカのことは尊敬しているけど、明日は僕の試合になるよ」
──UFC首脳は勝利だけでなく、エキサイトな試合を求めています。
「前の試合で、そうやって勝つことができた。だからといって今回も同じことができるとは言えない。でも、明日の試合を終えると素晴らしいことが待っているだろう。明日は自分の持っているモノを全て見せる。そして、楽しみたい」
──ヒカルド、計量後にありがとうございました。最後に日本のファンに一言お願いします。
「日本のファンが喜ぶ試合をしたい。日本に行くことは、僕の一つの夢なんだ。日本の文化が好きだ。日本の皆は明日、ベストファイトを視ることができるよ。オブリガド」
■視聴方法(予定)
11月6日(土・日本時間)
午前11時00分~UFC Fight Pass
午前11時00分~ABEMA格闘チャンネル
■LFA117対戦カード
<バンタム級/5分5R>
ヒカルド・ディアス(ブラジル)
田中路教(日本)
<フライ級/5分3R>
堀内佑馬(日本)
マーク・クライマコ(米国)
<160パウンド契約/5分3R>
エミリオ・ウィリアムス(米国)
バットスムベレル・ダグワドルジ(モンゴル)
<150ポンド契約/5分3R>
ハイダー・アミル(米国)
ホブソン・ジュニオール(ブラジル)
<175ポンド契約/5分3R>
クリスチャン・アヴァロス(米国)
ジェフリー・クレイグ(米国)
<175ポンド契約/5分3R>
アルバート・ゴンザレス(米国)
ドミニク・サマー(米国)
<フェザー級/5分3R>
ブロック・ディアス(米国)
カーロス・フィゲロア(米国)