【Pancrase321】打&組み=北の遠藤来生✖ギロチン基調=西の中川皓貴のフェザー級戦が、パンクラスで実現
【写真】パンクラスで実現するのが、また興味深い遠藤✖中川の一戦だ (C)MMAPLANET
24日(水)、5月30日(日)に東京都江東区のスタジオコーストで開催されるPancrase321で遠藤来生✖中川皓貴のフェザー級南北でも東西でもなく、北西対決が組まれることが発表された。
遠藤は北のMMAことPFC及びGrachan札幌大会を主戦場してきたファイターで、2018年より首都圏進出も目立つようになり、グラチャンからNEXUS、そしてDEEPへ。昨年3月に神田コウヤに判定負けも、12月はNEXUSとPFCの交流戦で拳勇を破り、今回が初のパンクラス出場となる。
対して中川はアマ修斗からDemolition XFCでプロMMAの舞台に立つと、Gladiatorで4連勝を果たし、DEEP大阪大会を経て昨年12月にTTFC初の大阪大会で、ネオブラ優勝の狩野優に2-0の判定勝ちを収めた。中川も今回が初のパンクラス出場となる。
キャリア8勝0敗1NCの中川、遠藤は12勝6敗3分というレコードを残している。遠藤にとって一番大きな勝利は高橋憲次郎を右ストレートで倒し、パウンドアウトした一戦だ。
その後、上にあるように神田に敗れた遠藤は打撃を餌に、テイクダウンというスタイルを確立しつつある。
対して、組みに対してギロチン基調で戦う特色を持っている。頭を抱えることで下になりやすい傾向はあるが、そのギロチンを軸にスイープやスクランブルゲームに持ち込む。
さらには天草ストロンガー四郎戦では、アームインギロチンで10フィンガーのように腹に固定、そのまま持ち上げて失神に追い込んでいる。
打撃単体でいえば遠藤に部がありそうだが、フェザー級としては体がガッチリしているのでリーチで劣勢のケースが多く、それゆえに組み技との融合を進めてきた。その組みで極めとポジション奪取の武器となるギロチンを持つ中川──非常に楽しみな、北✖西のマッチアップだ。