【HEAT48】春日井の挑戦者がレイアロハから流浪のフレンチファイター=ピエール・ザグダンに
【写真】春日井に挑戦することとなったダグザン。3月5日より米国からの入国の際は現地でPCR検査陰性証明書を取得し、提出することが必須となっている。さらに入国時のPCR検査と2週間の自主隔離も必要だ(C)BELLATOR
17日(水)、4月25(日)に名古屋市熱田区の名古屋国際会議場で開催されるHEAT48に出場する春日井たけしの対戦相手が変更されることが明らかとなった。
1年9カ月振りの地元名古屋でのイベント開催となる同大会。HEATバンタム級チャンピオン春日井はハワイのグレイシー・テクニックスからの刺客シャイデン・レイアロハの挑戦を受けるという発表があったが、レイアロハに代わりピエール・ダグザンが挑戦者となった。
レイアロハの欠場理由は不明だが、彼の同門が代替出場となる。ダグザンはハワイ在住ながら生まれはヴェルサイユというフレンチMMAファイターだ。どのような経由でグレイシー・テクニックス所属となったかは不明だが、MMAデビューは今から9年前──インドのSuper Fight Leagueだった。
日本からミノワマンが出場した同大会の第2試合でインドのチャイタニャ・ガバリに判定勝ちを収めている。
その後はインドだけでなく中国で戦った後にカリフォルニア、そしてアラスカFCでの試合を経てハワイのローカルショー=ディスティニーMMAで戦うようになった。以後、X-1やBellatorのホノルル大会でキャリアを積み、戦績は5勝4敗だ。
流浪のMMAファイター人生を送ってきたザグダンだが、その戦いぶりは打撃戦で組みつき、テイクダウンからパウンド&柔術で攻めるという極めて基本に忠実なファイトスタイルだといえる。とはいえ荒っぽいファイターを相手にソリッドな試合ができるのは強い気持ちがあってこそ。
春日井としては自分と同じフィールドで勝負してくるだけに、遅れを取ることは許されない2年7カ月振りの国際戦となる。またHEATからの情報によると、石井慧の対戦相手もほぼ決定しており、近々に正式発表がある模様だ。