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【DEEP JEWELS32】1Rは投げで圧倒した奈部ゆかりが、1年4カ月ぶりの試合を判定勝利で飾る

【写真】一昨年12月以来、1年4カ月振りの試合で判定勝ちした奈部とMe,We勢

<フライ級/5分2R>
奈部ゆかり(日本)
Def.3-0:20-17.20-17.20-17
ミッコ・ニルバーナ(日本)

開始早々、前に出たのはミッコ。奈部は下がりながらの右オーバーハンドでグラつかせると、続く右の相打ちではやや打ち負ける。直後に、奈部は組み付いてから払い腰でテイクダウン。すぐさまバックを狙う。

上を向いたミッコに対しマウントへ。再びバックマウントへと移行したところで、ミッコに前へ落とされた。しかしすぐに体を起こすと、奈部はミッコをケージに押し込む。ケージ際で互いにヒザを打ち合う展開の中、ラウンド中盤で大外刈りでテイクダウンに成功した。

そのままパンチを落としながらマウント→バックマウントへ。ミッコも立ち上がり、奈部をケージに押し込むも、奈部がまたも払い腰でグラウンドに持ち込んだ。ハーフで右腕を差し、バックを伺うミッコに対し、奈部の右腕ごと抱えるような形で足を抜こうとする。バックを取られないよう奈部は鉄槌を落とし、トップをキープしたまま1Rを終えた。

2R、ミッコが左右のローを放ちながら距離を詰める。奈部は左右に回り、ミッコが近づいてくると組み付き、小内、小外を仕掛けながらケージに押し込む。奈部がバックを狙うと、ウィザーのミッコは前転しながら足を取りに行く。

奈部は中途半端な距離を残し、右足を取られた状態で背中をマットにつけてしまう。すかさず横回転でヒザを抜いた奈部は、背中を預けて立ち上がったミッコをケージに押し込み、正対してダブルレッグを狙う。キムラクラッチでテイクダウンを防ぐミッコは、クラッチを支点に回って逆にバックに回りこもうとする。

正対した奈部にダブルレッグをミッコが仕掛けるも、左腕を差して体を入れかえた奈部がダブルレッグを狙う。ウィザーで防いだミッコは奈部の体が真後ろにない状態で、強引に前転から足を取りに行くが、これはセットできない。

奈部がバックをキープしながら、体を開き右ヒザをマットにつき、左足でミッコの左足を払いつつボディロックテイクダウンへ。さらに背中を制して殴りながら、立ち上がったミッコを前方に送る。このままバックをキープした奈部は、最後もミッコのビクトル投げを潰してタイムアップに。

判定はジャッジ3者とも3ポイント差で奈部に。1年4カ月ぶりの試合を勝利で飾った奈部は、「皆さん、ただいま! これからも応援よしくお願いします」と締めくくった。


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