【Road to ONE04】Shootoの名前を持つ親子鷹=安芸柊斗─01─「自然に……強制的に修斗を始めました」
【写真】その当て勘は抜群のモノがある、安芸柊斗(C)MMAPLANET
22日(月)、東京都渋谷区TSUTAYA O-EASTで開催されるRoad to ONE04「Young Guns」で四国・徳島から安芸柊斗が参戦し、山北渓人と対戦する。
Shootoの名前を持つの20歳のプロフェッショナル・シューターはメインが初めて修斗以外のルールで戦う。安芸のシューター人生を振り返ってもらった。
──Road to ONE04、山北戦が近づいてきました。今の心境を教えてください(※取材は19日に行われた)。
「いつも通りですね。落ち着いて、試合のことをイメージしたりしています」
──修斗以外の大会で、若い選手達が集合する。この大会のオファーがあった時はどのような気持ちになりましたか。
「メチャクチャ嬉しかったですね。こんなチャンスを突然くれるんやなって。Road to ONEから声を掛けてもらったことが、何より驚きでした。12月に旭那(拳)選手に勝って、後楽園ホール大会に出られたらエェなって思っていたんで」
──いや大会終了後、思い切り後楽園ホールで試合がしたいと北森氏にアピールしていたではないですか(笑)。
「アハハハハ。していましたね、そうッスね。北森さんにも『東京行くか』って言ってもらえらて、よっしゃって思っていたんです」
──後楽園ホールではなく、渋谷O-EASTになりました。ルールも修斗とは違います。対戦相手もパンクラスで戦う山北選手です。
「ルールに関しては、自分もONEで戦いたいというのもあるので、グラウンドでヒザ蹴りや真下に落とすエルボーにすぐに対応できないぐらいなら、それも無理だと思います。相手がパンクラスで戦っているのは、気にしないです。
映像を探したら、Grachanか何かの試合が残っていて、それを流して見たぐらいで。調べたら高校の時に国体のレスリングで準優勝していたようですね。その実績は凄いことですし、レスリング・ベースの選手なんかなって」
──心配りのある名指導者、山崎剛さん率いるMe,We所属というのは気にならないですか。
「所属とか関係ないかなって。誰が来ても戦うつもりでいましたし、いつも通り普段通り戦うと大丈夫だと思います。自分の得意なところで戦えば絶対にいけます」
──2021年のスケジュールがなかなか発表されないパンクラスで戦っているので、この一戦に賭ける集中力は相当なモノかと思われます。
「僕も四国でやっているので、呼ばれた大会で結果を残さないと東京に行けんと思って戦っているので。その気持ちなら同じです」
──17歳でデビューし、高校生シューターということで注目を浴びました。地方で戦っている選手はキャリアの違う相手との試合が組まれる印象が修斗には強いです。そして、皆、試合機会が限られているので断らない。
「ガチでそうでしたね(笑)。僕はデビュー戦の相手だった阿部(剛)さんが9戦目の選手で、次が(ふじい☆)ペリーさん。それから3戦目の大阪での試合がマッチョさんでした」
──プロ3戦目でキャリア20戦以上のマッチョ・ザ・バタフライ選手と。でも、三角絞めで勝ってしまうから──また次も強い相手となりますね。結果、木内Skinny Zombie崇雅選手、本田良介選手に連敗を喫してしまいました。個人的にセンスはあっても、フィジカルの差が大きすぎると感じました。
「アマチュアの時はフライ級で出ていて、リミットも余裕だったので。それでプロになってもウェイトとか全くしていなかったです。本田君と戦った時もそうでした。あの試合から……というわけではないのですが、筋トレはしないといけないと思っていたのにやっていなくて。コロナで1階級上の体重でやることになってから、体を創らないと厳しいと感じました」
──170センチの長身、リーチはストロー級ではアドバンテージではありますが……。
「だから大きくはできなかったんですよね。やっぱり筋肉をつけすぎると減量が厳しくなるので。それでも瞬発系を鍛えるために、ロープとか自重メインのフィジカルはやっていたんです。スパーリングでも20キロぐらい重い選手とやっているので、そこで創る筋肉を大切にしたり。柔らかい筋肉が欲しくて」
──修斗がユニファイドの計量方法に戻すと、これからの階級はどう考えていますか。
「ストロー級でいきます。今、思えばはあの時は自分でもホンマに細かったと思います。ストロー級でやるのも創らないといけないです。
初めて負けた時、坂本(一弘)さんには走れって言われて、ルミナさんには体を創れと言われました。だからジョグでなく、ダッシュも練習に採り入れました」
──12月の旭那選手との試合では、体も出来てきていて、従来の距離感の良さ、踏み込みのタイミングの良さを維持していましたね。
「ありがとうございます。重い荷重を一気に挙げるというのはでなくて、抑え目の荷重を数多く挙げるという形でやってきたので、動きは落ちていないです」
──ところで徳島で、お父さんがプロシューターだと自然と修斗の路に進む人生になったのでしょうか。
「父が修斗の練習をしていたので自然というか、強制的にジムに連れていかれて──それが自然という感じで修斗を始めましたね。そのまま続けてきてプロになった形です」
<この項、続く>
■視聴方法(予定)
2月22日(月)
午後4時15分~ ABEMA格闘チャンネル
■Road to ONE04 対戦カード
<女子アトム級(※52.2キロ)/5分3R>
平田樹
(日本)
中村未来(日本)
<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
長田拓也(日本)
葛西和希(日本)
<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
小川徹(日本)
山中憲次(日本)
<キックボクシング54キロ契約/3分3R>
有井渚海(日本)
平松侑(日本)
<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
吉野光(日本)
野瀬翔平(日本)
<フェザー級(※70.3キロ)/5分3R>
岩本達彦(日本)
中田大貴(日本)
<ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
安芸柊冬(日本)
山北渓人(日本)
<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
風間敏臣(日本)
前田浩平(日本)
<ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
田上こゆる(日本)
リトル(日本)