【ONE FN28】超ノンストップ・アタック! TDから攻め続けた山北がアディワンをユナニマスで下す
【写真】アディワンも攻め続けたからこそ、山北の超ノンストップぶりが光った(C)ONE
<ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
山北渓人(日本)
Def.3-0
リト・アディワン(フィリピン)
山北がステップから距離を詰める、ワンツーで迎え撃つアディワン。右ストレートから左を返し、山北を下がらせる。山北はシングルレッグからドライブし、ダブルレッグに切り替えてグラウンドに持ち込んだ。ディープハーフからスクランブルを狙うアディワンを押さえ込む山北。首と足を畳んで丸め込み、アディワンの頭部に鉄槌とヒジを落とす。さらにパスを狙う山北の顔面に、アディワンは鉄槌を打ち込むも勢いは止められず。山北が右側へパスを狙うと、アディワンもハーフで守るが山北は相手の足を抱えてリバーサルを許さない。
さらにアディワンの顔面にパウンドとヒザを連打。アディワンの左腕を一度捉えたが、ディフェンスされるとアディワンの首を抱えるなど山北の動きが止まらない。スクランブルに持ち込むアディワンの首を取った山北がニンジャを狙うも、腕を差し込めず。首を抜いたアディワンが立ち上がると、山北もスタンドに戻った。リング中央でパンチからシングルレッグに繋げた山北が、アディワンに背中を着かせて即パスを狙う。サイドに回った山北がヒザを叩き込み、アディワンが立ち上がるとギロチンへーーと動きが止まらず初回を終えた。
2R、距離を詰める山北を、アディワンが右前蹴りで迎え撃つ。しかし続く跳び蹴りで足を滑らせ、山北にバックを奪われてしまう。山北はバックマウントを狙いながら、アディワンが反転するとブルドッグチョークへ。これは極まらずも仰向けになったアディワンの顔面にパンチを落とし、再びバックに回った。アディワンも反転して立ち上がり、今度は山北のバックに回った。山北はアディワンの左足を抑え、亀からアディワンに背中を着かせてトップへ。
ハーフガードのアディワンの頭をダースチョークで捕らえる。頭部にヒザを打ち込みながらノースサウスに回る山北。立ち上がったアディワンをロープに押し込む。アディワンは山北を抑えてヒザ蹴りを狙うも、ここは山北がかわして立ち上がる。山北はアディワンのパンチを受けながらもシングルレッグでグラウンドに持ち込んだ。アディワンも右腕を首に回しながら、バックを狙ったところでラウンドが終了した。
最終回、山北が距離をつくって左右にステップを踏む。徐々に距離を詰めた山北に対し、アディワンが左ボディから右ストレートを直撃させた。山北もパンチを食らいながらシングルレッグへ。これは切られてヒザを狙われるも、スタンドに戻った山北が再びシングルレッグで飛び込み、クリーンテイクダウンを奪う。
ハーフガードのアディワンの顔面にパンチとヒジ、ヒザを打ち込み削っていく山北。アディワンが体を起こすと、山北がギロチンに捕らえる。アディワンがスクランブルを狙うとダースチョーク、さらにシングルレッグで制する山北。アディワンもヒジを叩きつけるが山北の動きを止めることはできない。アディワンの体がロープの外に出たため、ドントムーブが掛かる。再開後に即アディワンに背中を着かせ、ノースサウスからヒザを連打して試合を終えた。
裁定は文句なく、山北のユナニマス判定勝ち。アディワンも攻め続けたが、さらに上回った山北と笑顔で握手を交わした。