【ONE FN28】プラジャンチャイがヒジでバルボーサを切り裂いてTKO勝利。2度目のムエタイ王座を防衛
【写真】的確なヒジでバルボーサをドクターストップに追い込んだプラジャンチャイ。ストロー級のキック&ムエタイ2冠王として圧倒的な強さを見せた(C)ONE
<ONEムエタイ世界ストロー級選手権試合/3分5R>
プラジャンチャイ・PK・センチャイ(タイ)
Def.4R1分55秒by TKO
エリス・バルボーサ(英国)
バルボーサが前蹴りとインロー、ジャブを突いて前に出る。プラジャンチャイはジャブを返して右ロー、バルボーサの左右のローはカットする。バルボーサはジャブと右ロー、プラジャンチャイも右ローを返す。バルボーサが左ミドルと右ローを蹴ると、プラジャンチャイも同じように左ミドルと右ローを蹴り返す。プラジャンチャイがバルボーサのインローに右ストレートを伸ばすと、バルボーサはプラジャンチャイの右ミドルをキャッチして左ヒジを振る。
ジャブと前蹴りで前に出るバルボーサ。プラジャンチャイは前蹴りで距離を取り、バルボーサは右ストレートで飛び込む。バルボーサが左ジャブを放つと、プラジャンチャイは右ストレートを狙う。バルボーサはジャブとインロー、ワンツーで前進。プラジャンチャイは距離を取りつつ右ミドルを蹴って、右ストレートから飛び込んで左ロー。さらにプラジャンチャイは左ジャブを細かく突いて、下がるバルボーサにヒジで飛び込んだ。
2R、プラジャンチャイがジャブからワンツーで前に出る。バルボーサも右ストレートと右ロー、ジャブを返して譲らない。プラジャンチャイはジャブでバルボーサを下がらせて左のヒザ蹴り。そのまま首相撲になるがブレイクとなる。再開後、プラジャンチャイはワンツー、ボディに右ストレートを振って、ジャブから前進。プラジャンチャイはバルボーサが前に出ようとすると前蹴りで止めて、ジャブとヒザ蹴り。
バルボーサがパンチで入るところに縦ヒジを合わせる。さらにプラジャンチャイは両手でバルボーサの手を押さえるようにして左右のヒジを入れ、これでバルボーサが左の目の上をカットする。プラジャンチャイは前に出て右ストレート。バルボーサもヒジを返すが、終了間際に再びプラジャンチャイが右ヒジを振る。
3R、プラジャンチャイはジャブから右ミドル。バルボーサジャブからワンツーを返す。プラジャンチャイはワンツー、アッパー、ジャブで前に出ながらヒジと右ストレートを狙う。バルボーサもジャブを返すが、プラジャンチャイは距離をつぶしてヒジ。バルボーサはサウスポーにスイッチし、プラジャンチャイの蹴り足をキャッチしてパンチとヒジを返す。
プラジャンチャイはガードを上げ、両手でバルボーサの手を押さえてヒジとヒザ蹴り。必死にジャブで前に出るバルボーサだが、そこにプラジャンチャイがフックやアッパーを合わせつつヒジも狙う。ガードを上げて前に出るバルボーサ。プラジャンチャイは右ストレート、インロー、ジャブから右ヒジ。変わらず前に出るバルボーサだが、プラジャンチャイはヒザ蹴りを突き差す。
4R、バルボーサがジャブ・左フックから右ストレートへ。プラジャンチャイが前蹴りを蹴ると、これがローブローとなる。再開後、バルボーサがジャブと左フック、プラジャンチャイは右ミドルを蹴る。積極的に前に出るバルボーサだが、そこにプラジャンチャイが右ストレートを狙い、距離が開くとジャブを突く。バルボーサがジャブから右ストレートにつなげると、プラジャンチャイがすぐに右ヒジ、ジャブからワンツーまで打ち込む。
ジャブの差し合いからバルボーサが左ボディ、プラジャンチャイがジャブから右ヒジ、左のヒザ蹴り。この右ヒジでバルボーサが額の上をカットし、プラジャンチャイはそこを指差して出血させたことをアピールする。プラジャンチャイがジャブ、右ボディストレート、ワンツーから左フック。バルボーサが右ストレートを打ち返すと、プラジャンチャイが右ヒジを叩き込み、バルボーサが出血する。
ここでドクターチェックが入ると、勝利を確信したプラジャンチャイはニュートラルコーナーにかけあがって勝利を確信する。そのパフォーマンス通り、レフェリーが試合を止めた。2度目のムエタイ王座の防衛に成功したプラジャンチャイには10万ドルのボーナスが贈られた。