【DEEP100】J-MMA、これからの20年へ。パラ千葉総裁・鶴屋浩の次男・怜がオープニングファイト出場
【写真】仙三とのスパーリングで、肩に抱えげて後方に落とした鶴屋怜 (C)t.SAKUMA
7日(木)、DEEP事務局より2月21日(日)に東京都文京区のTDCホールにて開催されるDEEP100 IMPACT~20th Anniversary~のオープニングカードの発表があり、鶴屋怜のプロデビュー戦が組まれることが決まった。
フェザー級の畠山祐輔✖山本歩夢、同じくフェザー級の西谷大成✖井上雄斗の2試合ともに開場時間中の組まれるオープニングカード・フライ級で鶴屋怜が竜己と対戦する。
修斗世界フライ級王者=扇久保博正、同バンタム級王者=岡田遼、フライ級キング・オブ・パンクラシスト仙三、グラチャン・ライト&フェザー級チャンピオン山本琢也、現役王者以外にも元ONE世界&修斗世界ストロー級チャンピオン内藤のび太や浅倉カンナらが在籍する日本最強MMAジムといっても過言でないパラエストラ千葉ネットワーク。
その総裁、鶴屋浩氏の次男──高校3年生の鶴屋怜がMMAファイター人生の一歩を踏み出す。
いや幼稚園の年少の時にレスリングを始めた怜は、以来MMAファイターになるべく成長してきたといっても過言でいないだろう。小学生4年と6年の時にレスリング全国大会で優勝し、4年生では柔術のアブダビ・プロ優勝。そのブラジリア柔術では全日本を6度制している。さらに全日本サンボ中学の部優勝、昨年はジュニアの世界レスリングに出場し、所属する日体大柏高校レスリング部は1年、2年とインハイ団体戦で優勝し、コロナの影響で中止となった昨年は風間杯全国高校選抜大会・学校対戦を制しており、事実上──在籍中全国3連覇を果たしている。
MMAでも4年前にプロ修斗興行内でジュニア修斗で勝利するなど、アマMMAでも6戦6勝という結果を残しているJ-MMA界の麒麟児だ。
昨年はコロナの影響もあり、大学生ボクサーの長男・健人君とともにMMAの練習に参加する日々を送っていた怜が、ヘッドギアなし、MMAグローブを着用してケージに足を踏み入れる。
そんな怜に対し、父は「必要なことは全てやらせる。米国でフォークスタイルレスリングの練習が必要なら行かせます。ムエタイはタイで、柔術でATOSに行くのも良いと思います」とフルサポートの構えだ。
対戦相手の竜己は既にパンクラスやDEEPで3勝3敗の戦績を残せいている24歳のファイターだが、日頃からパラ千葉のプロ練習に参加しトップファイターを相手にガツガツ仕掛ける怜が、どのような戦いを見せることができるか。日本MMA界のこれからの20年の第一歩が記される──かもしれない。