大化けチェール・ソネンが、岡見勇信へエール
6日(土・同)に行なわれたUFC109で、ネイト・マーコートとの激戦を制したチェール・ソネン。ダナ・ホワイトも驚いた、その化けぶりに存在感は増すばかりだ。大会終了後のプレスカンファレンスでは、試合中のダメージもあり、多くのインタビュアーの個人取材を振り切って会見場を後にしようとしたソネンだったが、岡見勇信について意見を求めると、進める歩をゆるめ、コメントを残してくれた。
【写真】ネイト・マーコートを破り、タイトルコンテンダーに浮上したチェール・ソネンが岡見勇信に関してコメントを残した。このエールは、3月31日にルッシオ・リニャレス戦で復活Vを目指す岡見にとって最高の励みになるだろう (C) ZUFFA
昨年10月のUFC104で戦った両者。敗者・岡見勇信は12月にソネンの下を訪れ、3週間以上に渡ってトレーニングを行なった。コメントを見る限り、ソネンはマイブラザーと呼ぶ岡見の強さを誰よりも認めているようだ。
「ユーシンは、確かルッシオ・リニャレスと戦うんだね。まず、このインタビューを通して、マイブラザーのユーシンにセイ・ハローと伝えたい。ユーシンが日本に帰ってしまって非常に悲しい。親友が傍からいなくなってしまったみたいだ。
ユーシンは僕に負けているのに、僕のところにやってきて練習をしたいと言ってきた。それが日本人らしいということなのかな?
自分を破った相手から、学ぶという気持ちは素晴らしい。でも、彼がポートランドに来て、チーム・クエストで練習していた間、徹底して僕は彼に痛めつけられた。やられっぱなしだった。
僕の生涯のなかで、ユーシンに勝てるのはきっと一度だけだと確信したよ。それが、運良く僕らの最初の試合になったわけで、僕はユーシンにリマッチの機会を与えることは決してないよ(笑)。僕がもう、絶対に戦いたくない相手、それがユーシン・オカミさ」