【UFN177】ロッキー・マルチネス、投げられ、抑えられ、殴られ。最後はロマノフの肩固めにタップ
<ヘビー級/5分3R>
アレクサンドル・ロマノフ(モルドバ)
Def.2R4分22秒by 肩固め
ロッキー・マルチネス(グアム)
サウスポーのロマノフに右ローを蹴るマルチネス。ロマノフは右サイドキックに続き、左ミドル、そしてシングルレッグでテイクダウンを奪う。潜って足関節を狙ったマルチネスは、切り抜けたロマノフにパウンドを落とされながら立ち上がるも、バックを取られ後方に豪快に投げられる。
圧倒的な迫力で攻めるロマノフは、マウントを奪取するとサイドに回ってスカーフホールド。マルチネスが頭を抜きに掛かると、立ち上がったロマノフが跳びヒザを見せ、クリンチへ。すぐにシングルを決めたロマノフは上腕をアゴに押し付け、エルボーへ。アメリカーナからマウントを取ったロマノフは鉄槌から、パンチを連打する。両手同時のスレッジハンマー、さらにパンチからエルボーを落とすロマノフは、ニーインベリーを取って殴り続ける。
参らないマルチネスは下からパンチを見せるが、クォーターマウントでエルボー、ハイマウントからもパンチを受け続ける。自らハーフ入り、サイドに回ったロマノフは左腕にヒザを置いて右手にアームロックを仕掛ける。ここからマウントを取り直し、思い切りマルチネスを殴って10-7でもおかしくない初回をまとめた。
2R、これだけ殴られても気持ちはまるで折れていないマルチネスは、ダメージも少なそうだ。ロマノフは左ミドル、スピニングバックフィストは空振りになりシングルレッグを即決める。ハーフで抑え、足を抱えてパンチのロマノフに対し、マルチネスはハーフから煽るがロマノフは胸を合わせて動かない。
エルボーを落とし肩固めに入ったロマノフは、ここからもマウントを選択する。腹に乗り不安定な状態で、腕を狙いサイドに回ったロマノフはクルスフィックスもマルチネスが左腕を抜く。ならばとマウントというよりも、腹の上に座ったロマノフはパンチ、エルボーを集中させ、またもサイドに移動する。クルスフィックス、ニーインベリー、マウントとポジションを変えるロマノフの抑えがルーズになると、マルチネスは潜ってロールへ。
察知したロマノフは自ら離れ、すぐにマウントを取り直すと肩固めをセットし体をスライドさせる。ついにはタップをしたマルチネス、タフさは見せたが盟友トレヴィン・ジョーンズのような大逆転を演じることはできなかった。