【Black Combat14】TDゲームに敗れたロッキー・マルチネスが引退、「教え子をBlack Combatに出す」
<ミドル級/5分3R>
エドゥアルド・ガルボン(ブラジル)
Def.3-0:30-24.30-24.30-27
ロッキー・マルチネス(グアム)
サノスのブラックコンバットネームにも関わらず、帝国のマーチで入場したガルボン。マルチネスは軽快なステップで圧をかけ、ローを蹴る。ガルボンは左をヒットさせるも、マルチネスがフックを振るう。ガルボンは左ハイキックからアッパー&パンチで優位に立つと、ダブルレッグでテイクダウンを決める。
ハーフでエルボーを落としたガルボンは、立ち上がるとケージを掴んでサッカーボールキックを蹴っていく。その際に立ち上がったマルチネスは、ガルボンのテイクダウンにギロチンを合わせる。キャッチのコールの直後、頭を抜かれたマルチネスはヒジを落とされスクランブルもすぐにボディロックで倒される。
ここもハーフでヒジを打ちつけるガルボンが枕で圧をかけ、パスを決める。ヒザで顔面を狙うガルボンは、サイドで抑えてラウンド終了を迎えた。
2R、ガルボンは右ローから左ハイ。続いて左ストレートを伸ばすが、マルチネスもワンツーのコンビを返す。バックエルボーを見せたガルボンは、ダブルレッグでドライブしてテイクダウンを決める。マルチネスは背中を取られて、殴られる。背後からヒザを頭部に入れたガルボンは、立ち上がったマルチネスをボディロックテイクダウン。サイドで抑え、ここも立ち上がったガルボンは、サッカーボールキックを警戒してから蹴り上げを見せないマルチネスの足を越え、ハーフで抑える。
殴られ背中を見せたマルチネスに対し、ガルボンはRNC狙いから半身でトップを取り、腹ばいにさせる。懸命に半身から上を向き、エビ&エスケープにマルチネスがでたところで時間となった。
最終回、マルチネスがワンツーで前に出る。サークリングのガルボンはヒザ蹴りも、フックに下がる。ここでガルボンはダブルに出て、ケージに押し込む。頭を抱えて倒されたマルチネスは、またもサイドで抑えられる。ワキ腹と顔面にヒザを狙い、直後にマウントを取ったガルボンは、ニーインに戻る。マルチネスはまたも背中を見せ、ガルボンがRNCから肩固めへ。マルチネスはここも半身で耐えるが、両足のフックを再び許しガルボンが右腕の喉下に滑り込ませる。
ガルボンは力を使いすぎることなく、コントロールに徹すると必死で立ったマルチネスを瞬く間に倒す。絞めだけは許さず、後方のガルボンを殴るマルチネスは最後まで耐え抜き、ガルボンが終了の合図前に両腕を高々と掲げた。
大差の判定勝ちを収めたガルボンは「相手は本当に強かった。頭を踏むことはためらった。でも何でもできる。次は打撃も見せる。ミドル級チャンピオン、オ・イルハクと戦いたい。ウェルター級に逃げたのか。決めろ。ミドル級で俺と戦うのか、ウェルター級でカストロと戦うのか」
「今日は良くなかった。ラストマッチだったけど、サノスはゲームプランが秀逸でテイクダウンで打撃戦をさせてくれなかった。ラストだったけど、良くなかった。韓国とブラックコンバットに感謝しているけど19年、戦ってきてグローブを外すときがきた。人々に良い影響を与えることができたらよかった。そのために19年間、ハードトレーニングをしてきた。ジムで育っている教え子をブラックコンバットに送り込みたい」とロッキー・マルチネスは涙を流し話し、グローブをキャンバスに置いた。そして韓国のファンはロッキー・チャントでマルチネスを送った。