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【Black Combat14】これは珍しい、3Rとも僅差で延長なし。パン・ソンヒョクが新フェザー級王者に

【写真】勝者も判定勝ちのコールに、この表情(C)GYO DOK LEE

<Black Combatフェザー級選手権試合/5分3R>
パン・ソンヒョク(韓国)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27
ソン・ユチャン(韓国)

右カーフを蹴ったチャンピオン、ソン・ユチャン。チャレンジャー、パン・ソンヒョクもカーフを返す。

両足首にテーピングが目立つソン・ユチャンはカーフの応酬を続ける。パン・ソンヒョクはカーフだけでなく、ジャブを届かせる。

両者、カーフを続け、ソン・ユチャンの左フックをかわしたパン・ソンヒョクがワンツーを決める。カーフに左を合わせたチャンピオンだが、前手のヒットは挑戦者の方が多い。

残り30秒、ハイキックを狙ったソン・ユチャンはカーフを外すようになり、ミドルはガード。パン・ソンヒョクがスピニングバックキックを蹴り、初回が終わった。

2R、ジャブを伸ばすパン・ソンヒョクの急所にソン・ユチャンの左の蹴りが当たり、試合が中断する。再開後、ジャブの差し合いが続き、パン・ソンヒョクがテイクダウンのフェイクを一度見せる。直後に右を届かせたパン・ソンヒョクがジャブもヒット。対して王者の左フックは空振りに。大きなアクションがないままラウンドは半分が過ぎる。と、パン・ソンヒョクがワンツーを入れ、ソン・ユチャンが大きく踏み込んで右を振るう。それでも精度が高いのは挑戦者、ジャブを当てカーフを蹴り込む。ソン・ユチャンもカーフを返すが、右ハイとそれに続くスピニングバックフィストは共に空を切る。

挑戦者が制空権を作り、王者が踏み込めない。そんな試合は最終回へ。

3Rも間合いの測り合いが続き、互いに当たるのはカーフという展開に。残り2分を過ぎ、ソン・ユチャンが初めてダブルレッグを狙うが、パン・ソンヒョクが切る。

前蹴り、ローのチャンピンのハイをパン・ソンヒョクがガードする。ラウンド終了際に左を当てたパン・ソンヒョクは、王者のダブルレッグを切る。

ソン・ユチャンはクリンチでヒザ蹴り、逆にソン・ユチャンが首相撲からヒザを突き上げてタイムアップに。

と、ジャッジの裁定はパン・ソンヒョクに。僅差なら延長が定番のBlack Combatでは珍しい3R決着となり新チャンピオンが誕生した。


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