【PFL WT2025#07】ヘビー級準決勝、モルドフスキーの急所へのヒザで悶絶ロマノフがファイナルへ
【写真】このまま続けて不利になるなら、続けたくない気持ちは十分に理解できる。反則された方は被害者なので(C)PFL
<ヘビー級T準決勝/5分3R>
ヴァレンティン・モルドフスキー(ロシア)
NC 1R4分26秒
アレクサンドル・ロマノフ(モルドバ)
サウスポーのロマノフと前手を合わせながら、右を伸ばすモルドフスキー。ワンツーにワンツーを返すロマノフは右を振るって前に出ると、クリンチへ。ここからボディロックに取り、反り投げのような仕掛けでテイクダウンを決める。ハーフで抑えたロマノフが、アメリカーナを狙う。腕を抜いたモルドフスキーだが、背中をつけた状態が続くとバックを預けてスクランブルへ。
バックコントロールのロマノフは、ボディロックで前方にモルドフスキーを崩していく。すかさず立ち上がったモルドフスキーが正対すると、ロマノフが離れた。前に出るロマノフにワンツーをヒットさせるモルドフスキー。ロマノフはパンチを纏められ、口を気にする素振りを見せたがフックを連打。食らったモルドフスキーの勢いが落ち、ロマノフが組んでケージに押し込む。と、モルドフスキーの右ヒザがモロにロマノフの急所に入る。倒れて悶絶するロマノフは試合続行不可能に。
しゃがみこみ、頭を抱えるモルドフスキーはロマノフに謝罪。結果はNC、担架で運ばれて退出したロマノフが――ジャッジの判断で、初回が攻勢だったと――オレッグ・ポポフが待ち受ける決勝進出をコールされた。