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【Road to ONE03】徹底して今成ロールに反応した根津が3-0で判定勝ち

【写真】今成ロールは空砲に終わり、根津がジャブと右ローで勝利した(C)KEISUKE TAKAZAWA/MMAPLANET

<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
根津優太(日本)
Def.3-0
今成正和(日本)

いきなり今成ロールを見せた今成に対し、根津が冷静に距離を取る。組みにいく今成、離れる根津はガードを取った今成の足を蹴っていく。今成がスタンドに戻ると、根津が右ローを入れる。組めない今成のシッティングに付き合わない根津は、後ろ走りまで見せて距離が合うとローを蹴っていく。今成ロール後にロー、すぐにスライディングを見せる今成は足に触れることができない。

残り90秒、ついに下になり右足を取った今成は、根津の動きについていき引き込もうとするが、根津は走るように足を引き抜く。ここから左フックを跳び込むように当てた今成だが、自らバンスを崩してしまった。

2R、今成はサイドキックを繰り出し、左に回る根津が左フックからローを蹴る。前に出てジャブを伸ばす今成、ロールに来ると根津はすかさず離れる。レフェリーのアクションの声の後に今成が右ロー、根津は右ハイを繰り出す。ロールも組みに行くときも頭の高さが変わるため、その時だけ離れる根津は勢いのある右ローを蹴る。横を向く今成は、思い切り距離を取るなど手詰まりの状態に。

やるべきことを徹底する根津は左からの前進に左フックを当てる、右ローと左ジャブでストライカー流のグライイディングを続けた根津が試合をリードした。

最終回、前に出る今成、ケージ前から左右に回って離れる根津がロー、リードフックを当てる。ジャブを2発当てた根津は今成ロールには、しっかりと間合いを取る。どうしてもワンテンポで足を取ることができない滑り込みや回転しながらの動きに対し、徹底して間合いを潰した根津は、今成のジャンプに左を当てる。

その後も左ジャブと右ローの距離で戦った根津は、ケージに詰まることなく足を使う。ジャブを貰うタイミング、カウンターの今成ロールもすかされガードを取ってローという展開に、今成はスタンドへ戻る。飛び込んで引き込む今成は、最後まで根津の足を取ることはできずタイムアップに。

結果、根津は3-0で判定勝ちを収めた。

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