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【Shooto2020#05】新環太平洋バンタム級チャンピオン、安藤達也「Road to ONEに出たいッス!!」

【写真】伝統のベルトを肩にかける安藤達也(C)KEISUKE TKAZAWA/MMAPLANET

1日(土)、東京都文京区の後楽園ホールで開催されたShooto2020#05で、田丸匠を破り安藤達也が環太平洋バンタム級のベルトを手にした。

左ストレートからパウンドアウト、2度目の挑戦で晴れてチャンピオンとなった安藤にその心境とこれからについて尋ねた。


──率直な今の気持ちをお願いします。

「メチャクチャ嬉しいです。格闘技をやってきて、いつも死生観ではないですけど、これで終わって良いと思って戦ってきたので。今回もネガティブな感じに、これで負けたら引退するとかは考えていなかったですけど、勝負することを課題としていました。

でも、かなり立ちあがりは動きが悪くて……。そこで勝負ができたので自分のなかで自信になりました」

──個人的な話ですが、安藤選手を初めてインタビューさせてもらったのが2015年。GRANDSLAM02で芦田崇宏選手にキャリア3戦目で勝利した直後で……。正直、初戴冠までこれほど時間が掛かるとは思っていませんでした。

「そうッスねぇ(苦笑)。僕……フリーになってから、格闘技って個人競技だけど、団体競技なんだと改めて実感するようになったんです。個人力はもちろん大切なのですが、チーム力が結構出る。たくさんの人が僕のことを支えてくれているので、こうやってベルトを獲れたことが嬉しいです。

そういう人たちに感謝の言葉を、これで伝えることができると思います」

──試合内容としては田丸選手の右の三日月蹴りなども有効で、パンチでもかなり真っ向勝負的な試合展開になりました。

「プレッシャーを掛けられましたね。ただ、さっきも言ったように立ちあがりは僕の動きがメチャクチャ悪かったです。いつものようにジャブを差して、距離が取れると思っていたのですが……最初はボンヤリしたような展開になってしまいました。

でも四つ組みになった時に『これはいける』と感じました。前に(佐藤)将光さんと試合をさせてもらった時には、隙がなくて『この人、ヤバい』って思ったんです。でも、今日は行けると思ったし、左が当たって田丸選手がグシャっとなったのを見て、もう何も考えずに仕留めに行きました」

──環太平洋王者となりましたが、暫定世界王者と正規世界王者がいます。

「世界戦には興味があります。岡田さんのことはリスペクトをしているけど、ドローだったしまた戦いたい。将光さんには、負けているので当然もう1度戦いたいです。そういう気持ちなのですが、バンタム級ではコンディションを作るのが難しいというのはあって……。

だいぶ上手くやれるようになったのですが、12キロ……13キロぐらい落としているので、終盤は感覚練習が主になってしまうというのはあります。それでもフリーだから、自分で選択して練習はできていて、スパーリングも入れるようにしているのですが……そこは受け入れてくれる方々に感謝しています」

──ただ体重を落とすことが中心になってしまうと。ではフェザー級に戻すことも考えているのでしょうか。

「それはまだ終わったばかりなので、断言はできないです。修斗でベルトを持たせてもらうということは、僕は僕なのですが修斗を背負っていかないといけない。やっぱり感謝もしていますし、そういった意味で皆が見たいマッチメイクなら、やっていきたいです。

そのうえで正直に言わせてもらうとONEに興味があります。水抜きなしの65.8キロ、バンタム級で戦ってみたいです」

──では修斗の世界チャンピオンになるのが一番クリアではないですか。

「ただ、佐藤選手はONEで戦っているし……」

──岡田選手も、できれば違うステージで戦いたいという風です。

「それにコロナのこともあるので。修斗も色々と考えてくれているようですけど……。でも、4月のようにROAD TO ONEがあるなら、出たい。ROAD TO ONEにで出たいッス!!」

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