【DWTNCS S04 Ep01】2020年シーズン開幕。ダナ・ホワイト御前試合。注目はジョーダン・ラヴィット
【写真】この柔軟性を武器にガードワークを駆使する (C)LFA
4日(火・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXでDWTNCS S04 Ep01が開催される。
DWTNCS=Dana White’s Tuesday Night Contender Seriesの2020年シリーズ=シーズン04がいよいよスタートを切る。2017年に始まったコンテンダーシリーズは、8週~10週にかけて火曜日の夜にUFCとの契約を目指したファイターの試合が4-5試合組まれている。
ケージサイドで見守るダナ・ホワイトの御眼鏡にかなうとUFC行きが現実となるため、多くの選手がフィニッシュ狙い、超アグレッシブなファイトを心掛けている。と同時に、攻め込まれても諦めない気持ちも問われるのがコンテンダーシリーズの特徴だ。
2020年シーズンの開幕戦では、今年のMMA大会を象徴するように新型コロナウィルスのテストで陽性となったファイターの欠場が見られる。そんな今大会に登場する8選手のなかで、注目したいのはホザ・フローレスと対戦するジョーダン・ラヴィットだ。
キャリア6勝0敗で、7月17日のLFA85ではレイヴォン・ルイスをアナコンダチョークで下している。この他、過去に肩固めとヒールで一本勝ちしているラヴィットは、今時のMMAでは絶滅危惧種的な──引き込みを多用するスタイルの持ち主だ。
とはいえ簡単に下になるというのではなく、下になった方が攻めることができると判断すると躊躇しない。つまり攻めのガードワークだ。足関節狙いやバタフライガードからスイープ、もちろん取れる時に取りに行く。そのスイープも上を取り返すというより、スクランブルに持ち込んで相手の動きに合わせてフロントチョーク系の絞めやバック奪取──それがラヴィットのMMAだ。
打撃、フィジカルには不安が残るのも確かであるが、どのような戦いをフローレス相手に見せることができるのか楽しみだ。またメインのライトヘビー級でタイ・フロレスと対戦するダスティン・ジャコビーは、元UFCファイターでWSOF、Bellatorでも結果を残せなかったが、GLORYでは世界戦も経験しており、最近ではキックボクシングで活躍してきた。ラヴィットは対極にある32歳のラストチャレンジも要注目だ。
■DWTNCS S04 Ep01対戦カード
<ライトヘビー級/5分3R>
タイ・フロレス(米国)
ダスティン・ジャコビー(米国)
<ライト級/5分3R>
ウロス・メディッチ(セルビア)
マイキー・ゴンザレス(米国)
<フライ級/5分3R>
ルイス・ロドリゲス(メキシコ)
ジェローム・リヴェラ(米国)
<ライト級/5分3R>
ホゼ・フローレス(米国)
ジョーダン・ラヴィット(米国)