【UFN208】既にカリスマ?!=ピンブレット、攻めだけでなく守りの強さも見せてラヴィットにRNC極める
<ライト級/5分3R>
パディ・ピンプレット(英国)
Def.2R2分46秒by RNC
ジョーダン・ラヴィット(米国)
入場からロンドンのファンを熱狂の渦に巻き込むピンプレット。オクタゴンイン前も、ファンを煽りまくる。左に回るラヴィットに前蹴りから、右を振るって前に出るピンプレットだが、組まれてボディロックテイクダウンを許す。すぐに立ち上がったピンプレットをケージに押し込む。
ダブル、そしてハイクロッチのラヴィットは、ギロチンをスラムで叩きつける。足を抜くことができず、ピンプレットがギロチンを続ける。ラヴィットはケージを蹴って、頭を突っ込み、クラッチをルーズにして頭を抜く。スクランブルでギロチンを再びセットし、勢いよく引き込んだピンプレットだが、頭が抜ける。ここも立ち上がるが、ピンプレットがケージに押し込む状況が続く。シングルに尻もちをつかされたピンプレットは、コブラで体を入れ替えようとするが、股間の下に入ったラヴィットがリフトする。三角を狙う仕草を見せたピンプレットは、着地してケージに押し込まれる。
残り50秒で、ようやく離れることに成功したピンプレットは走って距離を取り、ラヴィットの跳び前蹴りをかわす。ピンプレットは二段蹴り、ラヴィットのテイクダウン狙いをギロチンに捕え、捻るようにトップを奪取する。ニーインベリーを嫌がったラヴィットのバックに回り、両足をフックしたピンプレットがパウンドを落とした。
2R、距離を取りつつ踏み込んでワンツーからスリーを繰り出すピンプレットに対し、ラヴィットも右を当ててシングルレッグへ。ケージを背負った状態にも、エルボーを落とし、シングルにポジション的に直角の状態でギロチンをセットし、ヒザ蹴りを顔面に突き刺す。動きが止まったラヴィットのバックを制したピンプレットが、両足をフックしてRNCをセット。観念したラヴィットがタップをすると、盟友マッキャンと同じようにケージを乗り越える。コーナーマンが肩車でケージを半周し、ザ・バディはファンの完成に応えた。そして初回は厳しい展開だったけど、2Rに素晴らしいフィニッシュをしたと言うマイケル・ビスピンに、「それこそ僕がずっとやってきたこと」とピンプレットが答えた。