【UFN173】打撃とテイクダウンの融合、削られたシャバジアンをブルンゾンがパウンドアウトで快勝
【写真】打の圧力から圧倒的なテイクダウンの強さ。ブルンゾンが再浮上してきたか(C)Zuffa/UFC
<ミドル級/5分5R>
デレック・ブルンゾン(米国)
Def.3R0分26秒by TKO
エドマン・シャバジアン(米国)
サウスポーの構えから左を伸ばすブルンゾン、続いて左ミドルハイを見せる。シャバジアンは右ボディストレートからワンツーの右を当てる。ブルンゾンは左ミドルを蹴り、シャバジアンは右ボディストレートを続ける。ブルンゾンの左ミドルに右を合わせたシャバジアンは、左ボディから左フックを当てる。左を振るって前に出たブルンゾンが、ここから得意のダブルレッグという流れを見せる。
テイクダウンされたシャバジアンがバックを譲って立ち上がり、胸を合わせるもブルンゾンが左エルボーを打って離れる。ここから下がることなく右で圧力を高めたシャバジアンは、右ボディ。これが低いと一瞬、試合が止まる。リスタート後、シャバジアンの左をよけたブルンゾンがパンチを纏める。組みついたところでヒザを顔面に打たれたブルンゾンだがバックに回る。シャバジアンは胸を合わせて離れると、左アッパーからヒザを狙う。ボディを2つ入れたシャバジアンが、右エルボーを放ち初回が終わった。
2R、鋭い右ミドルを蹴り込んだシャバジアン。表情を変えないブルンゾンだが、これは効いたか。そのブルンゾンが左ミドルから左フックを返し、シングルレッグへ。ケージに押し込み、軸足を払って倒したブルンゾンだが、すぐにシャバジアンが立ち上がる。ブルンゾンは右ジャブを当て、シャバジアンが左フックを打ち返す。ここでシャバジアンはアイポークがあったとブレイクを要求する。
再開後、シャバジアンは右ミドルを蹴り、キャッチし損ねたブルンゾンにパンチを打っていく。ブルンゾンはテイクダウン狙いで組みつき、パンチを入れてヒザ蹴り。シャバジアンが右を2発伸ばし、左アッパーを放つ。消耗戦のなかで手を出し合う両者、ブルンゾンの左フックでシャバジアンがケージに詰められる。パンチと組みのコンビでバックを取り、足を掛けて後方にテイクダウンしたブルンゾンがサイドで抑える。
背中を見せたシャバジアンは立ち上がることができず、マウントに移行したブルンゾンがパンチからエルボーを落とす。上を向きハーフに戻したシャバジアンはしがみついて時間まで待とうとしたが、ブルンゾンはエルボーからパンチを連打し流血に追い込んだ。
3R、ラウンド終盤にほとんど無防備な状態でパウンドを被弾していたシャバジアンは、どこまでダメージが抜けているか。とラウンド開始前にドクターチェックが入り、インターバルが長くなる。左に回るシャバジアンは、左ストレートを浴びて組まれるとすぐにテイクダウンを許す。背中を見せて殴られるシャバジアンを見て、レフェリーが試合を止めた。