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【PFL2019#07】マゴメドカリモフが手を出さないカーティスを下し、準決勝=クーパー3世戦へ

<ウェルター級準々決勝/5分2R>
マゴメド・マゴメドカリモフ(ロシア)
Def.3-0:20-17.20-18.20-18
クリス・カーティス(米国)

重い右ローを蹴ったマゴメドカリモフが、続くハイキックでバランスを崩す。スタンドで待っていたカーティスだが、直後のシングルレッグでテイクダウンを奪われる。オモプラッタを防いだマゴメドカリモフは、クローズドの中でパンチを打ち、スクランブルでバックに回る。後方からのパンチを入れて両足をフックしたマゴメドカリモフがアゴの上から絞めを狙い、一方的な支配が続く。

一旦、腹這いになり防いだカーティスはすぐに仰向けになる。絞めは許さず、ワンフックになるとスクランブルに持こんだカーティスだが、マゴメドカリモフのバックコントロールが続く。自ら背中をつけて寝技に持ちこもうとしたマゴメドカリモフに対し、カーティスはスタンドをキープするのが精いっぱいという状況で、ラウンド終了を迎えた。

2R、左ハイから右ローを蹴ったマゴメドカリモフが、ワンツーを入れる。左ボディを返したカーティスは、ケージに押し込まれるも回り込んで離れることに成功。マゴメドカリモフはやや勢いが落ちて来たか。それでも左ジャブを放ち、カカト落としを見せるなど手数でカーティスを上回る。打撃が軽く見える前年度王者に対し、カーティスが攻撃をまとめたいところだ。

マゴメドカリモフはワンツー、左ハイを見せてからシングルレッグへ。金網にカーティスを押し込み、時間を使う。20秒間ケージに押し込まれ、ハイシングルを切ったカーティスだが、離れた時には残り試合タイムは20秒に。飛びヒザを見せ、パンチを振るったカーティスに効果的な攻撃は見られないまま試合が終わった。

判定勝ちを収めたマゴメドカリモフが、マットに座り込むなど決勝に不安を残す動きだったことは否めない。


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