【PFL2019#07】ブラジリアンゾンビ、グライコ・フランサが本領発揮、パンチを効かされながら組みで勝利
<ウェルター級準々決勝/5分2R>
グライコ・フランサ(ブラジル)
Def.2-0:20-18.20-18.19-19
アンドレ・フィアーリョ(ポルトガル)
ローを蹴って回るフィアーリョに対し、フランサが左ジャブを伸ばす。フィアーリョは右アッパーを返し、ローを蹴る。カウンター狙いのフィアーリョは、テイクダウンを頭に入れたステップから左を伸ばす。低い姿勢で組んだフランサに鉄槌を落とすフィアーリョだが、アンクルピックで尻もちをつかさせる。フィアーリョの左足を自らの右の太腿の上に置いて立たせなかったフランサが、ガードの中からパンチを落とす。
残り2分でレフェリーがブレイク。息を吹き返したフィアーリョが左アッパー、右ストレートをヒットさせる。フランサも右を2発当てると、フィアーリョが距離を取り直す。フィアーリョは右オーバーハンドを入れ、フランサは右ミドルハイからダブルレッグ。カカトを取りつつバックに回り足を一本フックする。グローブを掴んでいるとレフェリーにアピールするフランサは、レフェリーに流される。それでも引き込んだフィアーリョにパンチを落として初回を取った。
2R、右を入れたフィアーリョがフランサの懸命なテイクダウン狙いを2度切ると、右フックをクリーンヒットさせる。効かされたフランサはアッパーも打たれ、体が揺れて見える。それでもダブルレッグでテイクダウンを決めたフランサが、ハーフからパンチを打ち込む。フィアーリョはクローズガードに取り、ブレイク待ちか。足を一本抜いたフランサが鉄槌を連打すると肩固めへ。自らパウンドを選択したフランサに対し、フィアーリョがクローズドに戻る。
鉄槌を続けるフランサは蹴り上げにも立たせず、パンチを続ける。口を開けて苦し気なフィアーリョの反撃は下からのパンチのみ。残り1分で立ち上がったフィアーリョが右アッパーで前に出る。回るフランサは左ミドルを蹴られ、シングルからダブルへ。ケージに押し込んで倒すとパンチをいれギロチン。そのまま抑えてパンチを入れたウェルター級キング・オブ・パンクラシストだが、2R序盤にパンチを効かされた場面がどのように裁定に影響するか。
結果、ブラジリアンゾンビが2-0で勝利し準決勝進出を決めた。